ブックタイトル高知論叢111号

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高知論叢111号

132高知論叢第111号フランクフルト高齢者ルーム・シェアともあるが,誰かが放浪することもある。1階の利用者は平均83歳である。2階の利用者の平均年齢はより若い。もう1軒,別の地域にあり,全部で3軒ある。運営主体は,キリスト教系の宗教法人である。3)高齢者介護施設1フランクフルトの伝統的な高齢者介護施設である訪問先1は,81部屋あり,81名の定員となっている。うち4名分はショートステイ専用であり,年4週間まで泊まることができる。施設に申請するが,待機者リストがあり,要介護度に応じて受け入れている。部屋が空いた場合,社会福祉士が申請者に連絡する。慣れるまでの準備期間がある。ベッドと棚一つ以外は、自分の所有物の持ち込みも可能である。フランクフルト全体の施設定員4000名分のうち,100名以上分が空いている。ここでは待機者がおり,数ヶ月の待機期間があり,都心なので人気がある。緊急の状況の場合,まずは4週間のショートステイを利用してもらい,その間に空き状況を把握する。自宅に住めなくなった人から利用してもらう。男性がいる場合は,その近くに男性利用者に入ってもらうというように,性別も関係がある。