ブックタイトル高知論叢111号

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高知論叢111号

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概要

高知論叢111号

北欧型福祉システムとヨーロッパ・アジア型福祉システムの比較検討149内に聴覚障害者の福祉館は3ヶ所あり,全国で5ヶ所あるが,すべて,韓国ろうあ人協会が運営している。手話センターの場合,通訳のみが仕事になっているので,福祉館がもっと増える必要がある。ろうあ福祉館ろうあ福祉館の使命は,聴覚障害者に寄り添う福祉館であり,聴覚障害者の人生の質の向上と社会統合,自立に寄り添うために存在する。目的は,1「特性に合うサービス」(障害特性により体系的で総合的なサービス提供),2「地域社会とともに」(潜在能力を最大限に開発するうえで地域社会の資源と連携し社会統合を導く),3「教育と認識改善」(医療・心理・社会・教育・職業リハを通して社会復帰と認識改善を図る)である。聴覚障害者には,健常者とは異なる特別な文化,言語,土地(行ける所が異なる)があることを理解する必要がある。ろうあ福祉館は,1運営支援チーム,2相談事例支援チーム(相談指導,事例管理,権利擁護,在宅福祉),3サービス支援チーム(社会心理リハ,教育リハ,医療リハ,社会サービス),4職業支援チーム(職業相談,職業訓練,職業適応訓練,職業教育,職業斡旋),5情報文化支援チームによって,職員組織が