ブックタイトル高知論叢111号

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高知論叢111号

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概要

高知論叢111号

北欧型福祉システムとヨーロッパ・アジア型福祉システムの比較検討151自分自身の価値が高まる。たとえば,高校生は大学へ行くことの不安をもっているし,大学を卒業したら社会人になるので,そこでもメンタリングを行う。聴覚障害児の演劇治療にも特別事業として取り組んでいる。学齢期の児童を対象にして「オズの魔法使い」を演じてもらう。自分の心を表現してもらう。役割活動を通じて自分の長所を発見させ,肯定的に認識してもらうという効果がある。差別されたことを劇にすることで,聴衆が感涙する。コーヒーを作る特別事業(バリスター)にも取り組んでいる。地域社会活動を通じて障害認識の改善につなげたり,専門技術の習得を通じて就職するという効果がある。同様に,電子広告の特別事業により,障害認識の改善や,専門技術の習得という効果をもたらしている。職業訓練の特別事業においては,知的障害がある人や就職困難な人が革製品を製作する。聴覚障害者ボランティアの特別事業では,当事者が地域ボランティアをすることで主体的力量が強化され,社会統合に寄与する効果が生まれる。ミュージカルでは,俳優がすべて障害者であり,言葉のないミュージカルが演じられる。それを障害者と健常者が一緒に観覧する。鏡を見たり,先生の指カウントを見ろうあ福祉館