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概要

112

日本のファミリービジネスに関する歴史的研究15図表3-5 F.Fの個人大株主(トップ10人中)と創業者一族の経営者数年経営者1935年,2015年『会社四季報』による図表3-6 1935年上場企業の中で2015年まで存続した企業数(M&Aを除く)20世紀創業1935年,2015年『会社四季報』により作成カッコはF.Fとして存続,その他旧F.FはN.Fとして存続図表3-7 1935年の企業と2015年に存続した企業の割合1935年2015年(%)1935年,2015年企業公表データにより作成として存続した企業はわずか4社にすぎない。4社以外で存続した企業はN.Fに移行している。持ち株会社であった財閥系企業が廃止対象となった旧F.FはすべてN.Fに移行している。ちなみに旧財閥系企業115社のうち65社がN.Fとして存続した。1935年次においてF.Fであった企業の存続率は65.7パーセントであり,N.Fの存続率33.7パーセントより多い。日本の場合,旧F.Fが戦争よって企業資産の破壊,財閥解体という激動期を経たために,100年を越して