ブックタイトル112

ページ
49/88

このページは 112 の電子ブックに掲載されている49ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

112

47論説高知県企業における多様な人材活用のための労働時間管理介護と仕事の両立課題中川香代目次はじめにⅠ労働時間面での仕事と介護の両立条件『仕事と介護の両立』労働政策研究報告書No.170(2015)よりⅡ家族ケアを抱える従業員の労働時間管理についての企業の取り組み高知県企業に対するアンケート調査結果よりⅢ家族ケアに応じた労働時間調整の可能性高知県内外の企業へのヒヤリング調査よりⅣ仕事と家族ケアの両立に関する支援設計の考え方おわりにはじめに少子高齢社会の現代の日本において,家族ケアに関わる労働者は今後,ますます増えていくことが予想され,また,晩婚化と核家族化を背景に,育児と介護を同時に担う「サンドイッチ世代(ダブルケア世代)」の生活設計や就労継続への支援も急速に迫られている。また,少子高齢化の影響により,企業における人材の確保は困難になり,多様な人材の活用方法が必要になる。これまで労働市場に参加しにくかった層を労働市場に誘引するには参加を促す条件を整える必要があり,企業が要員を確高知論叢(社会科学)第112号2016年3月