ブックタイトル高知論叢

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概要

高知論叢

124 高知論叢 第113号のための介護保険法等の一部を改正する法律案」)が閣議決定,国会提出された。その一部として,「共生型サービス」の創設が盛り込まれ,高齢者と障害児者が同一事業所でサービスを受けやすくするため,介護保険と障害福祉制度に新たに共生型サービスを位置付けられることになった。その制度案の評価は措くとしても,東日本をはじめとする各地のニーズに根ざした地域共生の息吹が,制度を後追いさせている状況にある。注1) 本研究は,文部科学省科学研究費基盤研究(C)一般による「『小さな拠点』を軸とする共生型地域づくり  その形成要因の分析と持続モデルの構築  」(研究代表者田中きよむ,平成27~29年度)の研究成果の一部である。2) 田中きよむ・水谷利亮・玉里恵美子・霜田博史「限界集落における孤立化防止と共生の居場所づくり・地域づくり」『高知論叢』第108号,2013年3) Putnam, Robert., Making Democracy Work : Civic Traditions in Modern Italy,1973, Bowling Alone : the Collapse and Revival of American Community, 2000.4) 平野隆之編『共生ケアの営みと支援  富山型「このゆびとーまれ」調査から』CLC,2005年,市川一宏「多世代交流・共生のまちづくりの施策・実践と地域社会の挑戦」(『人口減少社会における 多世代交流・共生のまちづくり』日本都市センター,2016年)。5) 玉根幸恵「楢葉町における保健福祉の現状と課題について」(2016年3月29日)6) 武山加奈「お母さんたちが作る笑顔と安心のカフエ」(『杜の伝言板ゆるる』Vol.210, 2014年11月)7) 気仙沼市「復興から創生へ『地方にある世界の港町』を目指して」(2016年3月30日)8) 三菱・UFJ リサーチ&コンサルティング「地域共生の拠点づくりの手引き」2013年,田中きよむ・水谷利亮・玉里恵美子・霜田博史「集落活動センターを拠点とする高知型地域づくり」高知大学経済『高知論叢』第109号,2014年,霜田博史・水谷利亮「過疎高齢化地域における「小さな拠点」と「消滅可能性都市」論  山口県阿武町における事例をもとにして  」『下関市立大学論集』58巻2号,2014年,田中きよむ「高知県内集落活動センターを拠点とする域学共生事業の可能性  「小さな拠点」を軸とする地域と大学の共生  」『高知県立大学地域連携事業報告集』第2号,2015年,田中きよむ「高知県内集落活動センターを拠点とする域学共生事業の可能性(2)  「小さな拠点」を軸とする地域と大学の共生  」『高知県立大学地域連携事業報告集』第3号,2017年を参照。9) 田中きよむ「共に支え合い,認め合う社会の実現」『さぽーと』2015年6月号