ブックタイトルkouchirouso_114_20180329

概要

kouchirouso_114_20180329

高知県における学校給食の現段階 175上をパートが占める自治体が，16自治体中９自治体に上っている。また，現在は直営方式をとっている土佐市や須崎市では，今後は民間委託を検討しており，こうした自治体もパートの比率が高めに表れている。1980年代の行政改革で提唱された調理公務員の非正規化方針を背景に，県内でも調理員の非正規化が進行してきたことがうかがえる。最近の「地方創生戦略」においても，地方の頑張りを引き出す地方財政制度改革（トップランナー方式）が進められており，今後は人件費の削減を求めて直営調理場でのパート比率の上昇や民間委託への傾斜が生じるかもしれない。表６　学校給食の調理従事者の構成市町村名栄養教諭／栄養士調　理　員調理補助・運搬調理員のパート 平均年齢（人） （人） （人） （人） （歳）高知市20 90 29 17 40代以上・50代後半ピーク南国市7 49 26 ー約50いの町5 17 7 18 50四万十町4 ーー9 ー四万十市4 ーーーー香南市3 34 5 24 46安芸市2 ーーーー土佐市2 21 14 4 37須崎市2 28 16 ー50津野町2 14 5 3 45東洋町1 8 6 ー47奈半利町1 6 5 1 50北川村1 4 3 ー42安田町1 4 2 1 55大豊町1 6 2 1 50仁淀川町1 5 1 3 47佐川町1 10 ー5 45日高村1 6 ー1 43越知町1 9 2 1 52梼原町1 ーーーー宿毛市1 ー1 ０or ４ 39黒潮町1 ーーーー三原村1 3 1 ー50大月町1 9 6 ー50注：栄養教諭・栄養士の多い順に配列。調理員は，外部委託を除く。出所：本調査。