ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

kouchirouso_114_20180329

204 高知論叢 第114号手続というのと連動させて書いたつもりです。いくらでも実現しない権利は書けるんですけど,実現させたいと。岡田 やっぱり最初にできたときの条例とは,だいぶ中身は変わっていますか。横川 中身は変わりましたね。本気で使っているかどうかはわかりませんけど,本気で使える条例にしたいと。岡田 そういう新しい仕組みをつくるとなったら反対とか,不安とか,懸念とかも出てきますけど,その辺りは上手くできたんですか。横川 あります。委員の方々,ほかの自治体では消費者側の代表と事業者側の代表が対立したりとかいうことはあるわけですけど,高知の場合には,ほかの審議会なんかもそうなんですけど,そういうところで利益対立というのはあまりない。どうやったら高知を良くできるかっていうのがあるんで……。うん。あります。ただ,中央からは圧力ありました。あんまり先進的なものをつくったら,突出したら危ないよっていう電話が中央省庁から事務のほうにかかってくる。岡田 怖い。横川 これはちょっとテープ起こしできないかなと。岡田 いえ,ぜひ出します。そうですか。横川 本当に見てるんやなと思いました。岡田 そういう情報をちゃんとチェックしてるんですね。横川 うん。運用のところで実際にやりたいというので,これ,附属の規則なんかのとこで使ってるんですけど。例えば,昔,食品なんか製造年月日が書いてあったんですよね。それを消費期限,賞味期限にすると。その根拠は日本政府がWTO でそうすると。要するに,海外製品の輸入がしやすくなるわけですよね。約束してきてしまったと。ですから,逆を言うと,製造年月日をつけるということは公約違反になるというような状況のときに,高知でアンケート調査をしたり,事業者の人に……,例えば,パンとか牛乳とかを聞いたときに,もう消費者としてはつけてほしいし,事業者としてはつけたいと。食品というのは,要するに鮮度で勝負したいから,たとえパンであっても。これは消費期限だったらいつ作られたかわからないわけで。