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概要

kouchirouso_114_20180329

横川和博先生インタビュー 211葉でノートに筆記してくれるっていう,古くさい授業ですけど。年取って忙しくなったのもあって,見に行くっていう作業がだんだん希薄になってきて,パワーもなくなってきたんで授業の説得力は格段に落ちましたね。やっぱり人間には定年というものがあるんかなと思いますよ。1学期に2コマ連続の大教室というのがあって,時間割組んでくれた先生が「これ,大丈夫ですか」って言ってくださったんですけど,昔のつもりで「大丈夫です」って言ったけど,しんどかった(笑)岡田 (笑)最近ですか。横川 うん。無理やった。岡田 いえいえ。まだまだやっていただきますけどね(笑)横川 いっぱい。1コマは間を空けんと無理やね。岡田 そうですね。やっぱり体力使いますよね。横川 体力ね,大教室は。ちょっとでも油断するとね,子どもたちの注意がどっか行っちゃうから。面白いですよ。体調悪いときは,学生の聞いてるほうも緩むし。授業改革で,これは何年くらい前ですかね。授業改革いろいろ騒がれたときに,何年前かな。話し方を学ぼうといって落語家呼んで話し方教室をやってもらったことあるんですよ。岡田 そんなことやってたんですか。横川 先生相手に。学部長が提案して。そのときに,その落語家がね,朝出るときに勝負は決まっていると。朝,夫婦喧嘩して出てきたというようなときは,あと,どんなに気分転換したって落語はうまくいかないと。そんな感じですね(笑)岡田 (笑)深い。よくわかります。すごくよくわかる。横川 授業の良し悪しは,その前に決まってますわ。昔は朝まで酒飲んだって1限目の授業はバシッとできたけど,やっぱりちゃんと睡眠取って休まないといかんですね。岡田 いや,大事ですよね。そこって。横川 健康が第一やわ。