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概要

kouchirouso_114_20180329

横川和博先生インタビュー 213岡田 やっぱり横川先生といえばゼミというイメージが私にはあるんですけど,ゼミって来た当時から持たれてました?横川 はい。ありましたね。岡田 最初から割とゼミってうまく回って……。横川 いやー。私,理想的なゼミと思っているのは,亡くなられた静岡大学の本間重紀先生。あのゼミ拝見して,とにかく学生がどんどん,どんどん調査に行って,勝手に議論進めていく。三日三晩議論続きますからね。岡田 すごいですね(笑)横川 本間先生はその間,研究室で寝たりしてるんですけど,学生はもう泣きながら三日三晩議論してるとかって。あれはすごいなって思って,私も最初のころは,「何時に帰れるかわからないゼミ」という悪評を立てていただきました。これは面白いなと思ってるんですけど,昔はきついゼミというと男ばっかりになって,今,きついというと女の子のほうが増えますよね。岡田 そうですね。横川 うん。これ,時代ですね。ほんとに昔は女の子なんかいない,体育会系男ゼミでやってましたけど,急速に女の子が増えて。岡田 今は専門演習は3,4年ですけど,当時は?横川 その当時は,来たときはもう1年生から1年間のゼミ。1年生は社会科学演習というのがあって,それが1年間。2年生も2年生の1年間のゼミがあって,で,あと3,4年は一緒ですよね。1年生も1年間で付き合うから,そのまま4年付き合ったりするからものすごく濃いですよね。岡田 そうですね。今だとゼミの人数,6人ぐらいですけど,当時はどのぐらいですか。横川 10人だったかな。ずっと10人だったような気がしますね。2年生ゼミというのが人数無制限だったかな。岡田 へー,恐ろしい。横川 で,30人,来たときあって。岡田 授業ですよね,ちょっとした。横川 今みたいに選抜してくださいとかなかったから,30人引き受けてくださ