ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

kouchirouso_114_20180329

216 高知論叢 第114号岡田 何でなんですかね。やっぱり邪魔をしたくないとかってことですか。横川 あらためて伺いますって言いにくいんやない。岡田 確かにね,気は使いますよね。横川 だから別にいなかったら土産でもぶら下げていこうって。今年は来客が多くてね。みんな,勘でわかってるのね。そろそろ先生,いなくなる。うん。今年ぐらいだろうと。先生,卒業したら二度と会えんとかね言って来るわ。こういうのはやっぱり高知大で良かったなと思う。岡田 何かOB 会的なものってあるんですか。横川 そういうこともやらないんだよね。だから,横川ゼミのホームページぐらい作ったらいいんじゃないかっていってホームページの枠だけ作ったんだけど,誰も何も管理しないから,「横川ゼミ」って名前だけ書いてあったホームページがあるわ。岡田 そうなのか。それでも皆勝手に来るっていうのが横川ゼミらしい感じがしますね。横川 いつ,誰がいたかっていうのがだんだんね。来たらわかるんやけど,自分じゃ,書き出せない。誰がいたっけな。来たらわかるけど。おわりに岡田 そろそろ締め括りになるんですけど,大学院に入って研究者になったころに,自分はこういう研究・教育をやっていくと予想されてましたか?横川 うーん。もうちょっと研究者に傾斜した生活になるかなって思ってたけど,結局,一番重点分野は教育でしたね。岡田 そうですか。横川 うん。私の家系は学校の先生がものすごく多くて,江戸時代から寺子屋で……。岡田 納得です(笑)横川 それで父も母も小学校の先生で,「学校の先生はつまらんから,和ちゃんはもうちょっと何か面白い仕事に就いたほうがいいよ」って言われ続けて