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概要

kouchirouso_114_20180329

横川和博先生インタビュー 217たけど,結局学校の先生だったなと(笑)やっぱり学生相手にしてるときが一番楽しかった。これは,東京の大学にはないことだったろうなと思ってる。だから,まあ,東京の大学に戻る機会というのは何回かありましたけど,いつもそのとき担当している学生,考えちゃうから,放り出していけないなって思ったのと,そのうち,妻が完全に住み着いちゃって,東京に戻るんだったら単身赴任とか言われちゃって(笑)岡田 (笑)すごい。横川 うん。結局,定年までいるとは思わなかったけどね。岡田 なるほど。最初からずっと高知にいるとは思ってなかったけど,結果的に。横川 思ってなかったですね。とにかく東京から出たくないっていうのは,あって,関西の大学からの話を二つぐらいお断りして,その後,その当時は一本釣りですから,高知大から出て行かれる経済法の先生から電話があって,「来てみませんか」って言ったときに,高知は面白そうだなって思っちゃったんですよ。岡田 どこがいいと思ったんですか。横川 まず,行ったことがなかったし。あとは,月並みですけど龍馬が大好きだった。暖かいところに行ってみたいなと,数年ぐらい(笑)岡田 なるほど(笑)横川 (高知に来て)33年か,32年かな。岡田 それぐらいになるんですか。変わりましたか,高知は。横川 変わらないね,高知って(笑)岡田 (笑)良かれ悪しかれですかね。横川 うん。岡田 高知大学とか人文学部とかの環境とかはどうですか,来たときと比べて。働きやすさとか。横川 人間関係は良くなったと思いますね。これは昔よりずっといいかなって。そんなこと言うと差し障りあるかもしれないけど。特に最近は,うちの学科なんか,若い方々が仕事ができて,人柄も良くてっていうフレッシュな人が増えて,いい雰囲気ですね。