ブックタイトルkouchirouso_114_20180329

概要

kouchirouso_114_20180329

講演において研究成果についての理解を広めるとともに，学生や実務家の教育のための教材作成や「課徴金の基礎となる『売上額』……機械保険連盟料率カルテル事件」（『別冊ジュリスト』234号，2017年）といった判例評釈によって法解釈・運用の指針を社会に示し，行政指導や条例改正にも関わられてきました。　横川和博先生は，こうした研究，教育の功績に加えて人文社会科学部門長，人文学部副学部長，人文学部社会経済学科長など学内の職を務められました。とくに人文社会科学部門長を務められた間に，人文学部から人文社会科学部への改組があり非常にご苦労されたことと思います。　学外では，労働局地方労働審議会議長，森林管理局入札監視委員会委員，環境審議会委員，公文書開示審査委員などを務められ，高知市消費者保護会議（現，高知市消費生活審議会）委員長として高知市の消費者行政に関わられ，高知市の条例改正に寄与されました。　この４月からは，高知大学特任シニアプロフェッサーとして引き続き学部や大学院の教育にご尽力いただけることとなりました。これまでの先生の研究・教育の功績，学科への貢献，そして，この４月からのご支援に深く感謝を申し上げるとともに，健康にご留意いただき，これからも高知大学の教育や社会においてますますご活躍いただくことを願っております。