2018.10.23
旧「満州」関係書籍約1300冊の寄贈による「崎山ひろみ文庫」の設置及び寄贈者への冊子(解題)贈呈を10月25日(木)に行います。
この度高知大学は、旧満洲関係の書籍約1300冊を、寄贈者のお名前を戴いて「崎山ひろみ文庫」と命名し、本学学術情報基盤図書館等に設置することになりました。(複写物は人文社会科学部棟に設置予定。)2018年10月25日には、寄贈への謝意を表すため、崎山氏に冊子『崎山ひろみ文庫(解題)』(人文社会科学部門作成)を贈呈いたします。
崎山ひろみ氏は、ご自身も旧満洲引揚者であり、戦後長い時間を経て散逸が危惧される「満洲国」関係の資料収集に尽力され、さらには、高知県内を中心に引揚者への聴取調査も進めてこられました。この「崎山ひろみ文庫」はそうした活動に共鳴され支援された方の活動の集大成でもあります。
人文社会科学部門には4つの研究プロジェクトがあり、その一つ「地域における平和学研究」の代表者吉尾寛が、崎山氏が進める聴取調査に3年前より参加するようになりました。
崎山氏の収蔵品については、早くから県内の歴史学関係者等を中心に注目されており、収蔵品の内資料部分は既に高知県立歴史民俗資料館に寄贈され、そこにも貴重な物が数多くあります。
「崎山ひろみ文庫」の書籍が広く教育・研究の資料として活用され、高知県の新たな平和研究のシンボルとなることを願っております。
「崎山ひろみ文庫」の概要と利用については、高知大学学術情報基盤図書館広報誌『あうる』No.20(http://www.lib.kochi-u.ac.jp/library/chuokan/owl/owl_20.pdf)に、『崎山ひろみ文庫』(解題)は、このHPにファイルを付けていますので、それぞれご覧ください。
また、これを機会に高知県立歴史民俗資料館へも足を運んでいただき、高知県に公蔵される旧満洲関係資料の新たな一頁として、崎山ひろみ氏の収蔵品全体も知っていただければ幸いです。
以上 2018年10月22日
(文責 高知大学人文社会科学系人文社会科学部門教員 吉尾寛)
日時:平成30年10月25日(木) 14:00-15:00 場所:高知大学朝倉キャンパス学術情報基盤図書館 対象:一般(高知県の近現代史に関心のある方)
申込み・お問合せ先:高知大学人文社会科学 (高知大学 吉尾学長特別補佐(研究・地域担当)・人文社会科学系人文社会科学部門教授)
(詳細はここをクリック)
「崎山ひろみ文庫」目録リスト(高知大学学術情報基盤図書館中央館ホームページ) http://www.lib.kochi-u.ac.jp/library/chuokan/siryo/special/sakiyama.html
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