教員紹介
Teaching Staff

教員紹介

人文科学コース
英米文学プログラム
加藤 勉

専門
英語学・言語学
自然言語のひとつとしての英語に対する興味から、言語というもの自体に興味が広がってから、ずいぶん長い時間が過ぎましたが、ますますことばとは何だろうという思いが強くなってきています。最初の頃は統語論に興味があったのですが、だんだんことばの意味の方が面白くなってきて、このごろは言語における比喩について考えています。さまざまある比喩のなかでも、メタファー(隠喩)に一番興味をひかれています。
抽象的なことを考えたり表現したりするには、メタファーは欠かせないし、そもそも、ものを考えること自体、メタファーなしでは成立しないはずですから、メタファーは人間を人間たらしめていると考えて間違いないでしょう。
また、言語・文化ごとに異なるメタファーもあるし、多分すべての言語・文化に共通すると思われるメタファーもあるようですから、メタファーをとおした人間自体の理解も可能だろうと考えるようになりました。メタファーの基盤は、人間が自分の肉体を通して経験することと深く結びついていると考えられますが、それが言語ごとに異なる場合があることは、言語と文化の深いつながりを示すものだと思います。もちろん、言語研究の他の分野にも興味はありますが-というより、ことばに関連することならなんでも面白いのですが-どんな言語事象にも意味の問題が絡んでいると考えているこの頃です。

主な授業題目と内容紹介

言語意味論
英語を中心に、言語の意味について講義をします。最近は、認知言語学的な視点からさまざまな比喩をテーマに取り上げています。
言語意味論演習
言語の意味に関する文献を取りあげて、演習形式で授業を行ないます。最近は認知言語学の立場で書かれたものを取り上げることが多くなっています。
言語論基礎演習
言語研究の基礎となる考え方の紹介と、言語の意味に関する研究の入門となる授業をします。

卒業論文題目例

・子どもに対する表現-童話からみる文化-
・ことばの意味的広がりについて
・メタファーとメトニミー-意味領域の対応関係について-
・言語表現の多義性について-語彙的意味を中心として-
・政治とメタファー-バラク・オバマの演説を例に-
・日本語教育におけるオノマトペの扱いについて-現状と指導法を中心に-
・キャッチコピーにおける比喩表現について
・名前はもうあった-キラキラネームを中心に-

コースプログラム制

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