教員紹介
Teaching Staff

教員紹介

社会科学コース
経済政策プログラム
飯國 芳明

専門
農業経済論
農業経済学・地域経済学
高知県は「限界集落」という言葉を生み出した地域です。全国に先駆けて、高齢化と人口減少、そして、少子化が深刻化しています。これらの地域では、地域社会の活力が低下するばかりでなく、いったん人の手が入った自然が放置された結果、自然環境問題も深刻になっています。私の関心はこうした地域の社会や経済の構造を分析し、その地域を支援する仕組みをいかに設計するかにあります。近年では、これらの問題は韓国や台湾でもみられるようになりました。そこで、数年前からこれらの国々の人たちとの共同研究を始めています。国境を超えてフィールドを共有する作業は思った以上に刺激的です。

主な授業題目と内容紹介

ミクロ経済学Ⅰ
ミクロ経済学では、まず、基礎的な部分のうち、市場の参加者である生産者と消費者の行動原理を考えます。続いて、両者が出会う市場による資源管理がいかに効率的に行われるかを学びます。市場は実にうまく機能する仕組みです。また、それを解明するミクロ経済学の手法も見事だと思います。そうした感覚を共有できる授業を目指しています。もちろん、市場がうまく機能しないケースも多々あります。万能ではありません。これらの分析、ミクロ経済学Ⅱなどの応用分野で詳しく学ぶことになります。

卒業論文題目例

・耕作放棄地対策としての放牧利用
・ビール類の酒税と効用の分析
・CLT生産の可能性について考える
・高知県におけるガソリン価格形成の特徴
・都道府県別にみた空き家率の推計と対策

コースプログラム制

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