教員紹介
Teaching Staff

教員紹介

国際社会コース
グローバル社会プログラム
ヨーロッパ地域プログラム
森 直人

専門
社会思想史
「社会思想史」、あまり聞き慣れない学問領域だろうと思います。大まかに言えば、歴史的に変化する思想の流れの中で、また、その時代や場所ごとの固有の背景の中で、人間と社会について書かれたテクストを読み解いて行く、そんな内容の領域です。私自身の研究としては、18世紀英国の哲学者/歴史家デイヴィッド・ヒュームの思想について、特に彼の「文明社会」理解の意義と問題について考えています。

主な授業題目と内容紹介

 上の社会思想史を基軸として、以下のような科目を担当しています。
 「市民社会論入門」:共通教育(全学の1年生向け)の授業です。ヨーロッパの思想史の中で「市民社会」という言葉が何を意味してきたのか、何人かの思想家を取り上げて解説します。人間、政治、社会、経済についてのヨーロッパ的な理解を学び、その意味や問題について受講生自身に考えてもらうことを目的にしています。
 「近代社会論」:(近代化を通じて現代の日本社会にも大きな影響を与えた)「ヨーロッパの近代」とは何だったのか。16−19世紀の思想家たちを取り上げて、「近代」のイメージを形づくるいくつかのポイントについて説明します。「ヨーロッパの近代」について一定の理解を持つこと、その理解を通じて現代社会の問題について考えることが、この授業のテーマです。
 「社会思想史」:主に「近代社会論」で取り上げる思想家たちの中から、1人または複数の思想家を選び、時代背景や思想の内容、思想家の間での世界観の違いやその違いが持つ意味などを扱います。互いに対立する複数の世界観を、歴史的な位置関係の中で双方ともに理解できるような、ニュアンスのある思想史的な理解を目指します。
 「近代社会論演習/社会思想史演習」:毎年交互に開講している少人数授業です。1人の思想家を選び、研究文献や思想家自身のテクストを輪読・議論します。

卒業論文題目例

自由なテーマで執筆できますが、社会思想史の主題から離れるほど、自分自身で研究する能力が問われます。これまでの題目の例は、以下の通りです。
 ・「水産資源保護と漁業者所得の両立〜土佐の清水さばをお手本にして〜」
 ・「『教育に関する考察』を通して見えるジョン・ロック」
 ・「ロバート・オーウェンとその思想」
 ・「フランス貴族の食文化とその伝搬 ―中世後期から19世紀まで―」
 ・「イギリス式庭園の発展と日本の庭園文化の変容」
 ・「北アイルランド問題においてカトリックとプロテスタントはなぜ対立したのか」

コースプログラム制

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