教員紹介
Teaching Staff

教員紹介

社会科学コース
経営・会計プログラム
山内 高太郎

専門
会計学
会計学は、企業や経済活動について研究をおこなう学問です。企業は、企業活動を継続するために貨幣額をものさしとして複式簿記という技術を用いて活動を記録し利害関係者に報告をしています。会計学は、この記録や報告が社会の中で用いることができる仕組み(会計制度)を作り出す上で重要な役割を果たします。
会計制度は、経済や経営環境の変化に対応して変化する会計実務とそれを規制する会計基準、これらを合理づける会計理論が相互的に作用しあうことで形成されます。企業活動の国際化や資金調達を容易にするために国や地域によって異なる会計制度をどのように収斂させていくかがひとつの課題とされています。こうした会計制度の変化や国際化について研究を行っています。

主な授業題目と内容紹介

原価計算論、簿記原理Ⅱ
企業は、製品を製造し、販売をとおして利益(もうけ)の獲得を目的として活動しています。原価計算論は、こうした企業活動のうち製品の製造過程におけるコストの計算方法を身につけ、その計算されたコストが企業の利益に与える影響について理解を深めることを目的としています。原価の計算方法を学ぶことを通して、企業がさまざまな方法で製造を行い、コストを削減するための努力を行っていることを知ることができます。また、簿記は企業活動を記録し、企業の利害関係者に報告する方法です。簿記原理Ⅱでは、おもに株式会社における記録方法や会計数値の算定方法について理解を深め、会計情報を作成するとともに読み解く力の基礎を身につけます。 こうした会計スキルは、経理や財務といった専門職だけでなく企業活動全般を見通し、個々の課題を解決するうえで必要な能力となります。

卒業論文題目例

・企業結合会計におけるのれんの意味
・偶発債務会計の意味と企業行動への影響
・新地方公会計制度の導入と地方自治体の有形固定資産の会計処理への影響
・中小企業の実務における会計基準の適用と会計目的に及ぼす影響
・ポイント制度の収益認識

コースプログラム制

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