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国際社会コース
グローバル社会プログラム
遠山 茂樹
- 専門
- 社会情報学
社会学の視点から、社会における情報の生成・加工・流通に係る各種メディア(マスコミやインターネットなど)や、情報の流れる人びとのつながり(いわゆる社会的ネットワーク)の研究をしています。特に、人びとの生活に密着する地域コミュニティに焦点を当てて、人びとのコミュニケーション活動に関する調査研究に取り組んでいます。 |
主な授業題目と内容紹介
- 共通教育科目
- 「メディア社会論」:現代人の日常生活に浸透するメディアの存在・役割・影響について、デジタルメディアを中心に考える授業です。現代社会における各種メディアやメディアテクノロジー、さらに社会的存立基盤や影響などについて学び、メディア社会への理解を深めることを目的としています。具体的には、身近にあるケータイやインターネットのサービスの事例として、生活や社会への影響について考えてゆきます。
- 専門科目
- 「社会ネットワーク論」:社会科学においては、従来は社会的属性(性別や年齢、学歴や収入など)により社会行動を把握しようとしてきました。しかし、近年の社会ネットワーク論の発展とともに、社会的属性だけでなく、人びとが埋め込まれた「関係性」や「つながり」の影響も併せて考えるようになってきています。例えば、人びとは「友だち」から影響を受けるだけでなく、「友だちの友だち」、さらには「友だちの友だちの友だち」からも影響を受けるという研究報告もあります。社会ネットワーク論の授業では、社会ネットワーク論の基礎からはじめ、社会ネットワークの影響に関する複数の先行研究を参照しながら、「ネットワーク」の視点から社会を分析・理解することを目指します。
卒業論文題目例
・Twitter上のファンネットワークに関するネットワーク分析
・日本から韓国への観光情報発信の有効性:ガイドブックから見た観光イメージ形成、高知県を事例に
・LINEスタンプ・コミュニケーションに関する一考察:LINEスタンプの特性とミスコミュニケーションのリスクについて
・中国におけるブランド構築:スポーツブランド李寧(リーニン)の事例
・Facebookにおける深い自己開示的コミュニケーション
・フィルム・コミッションの社会的効果の考察
・大学生が形成する友人関係と携帯電話の使用方法との関連性について
・現代の女子大学生における流行の服飾の採用動機について