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「2015年度 学生国際体験報告会」 無事に終了!

「学生国際体験報告会」とは?

国際社会コミュニケーション学科を中心に人文学部には、海外の大学に留学したり、海外で実施される実習に参加したり、あるいは個人的に海外でのインターンシップやボランティア活動に参加したりなど、国際的な活動に取り組む学生がたくさんいます。

この報告会では、こうした学生の皆さんに海外での活動の概要、参加した動機、事前の準備、全体の費用、今後の展望などについて紹介してもらっています。また留学や国際社会実習についての解説、英語の講習会の告知、安全・安心な海外渡航のための情報など、これから国際的な活動に関わってみたい皆さんにとって役に立つ情報も紹介しています。

学生や教職員のあいだで国際的な活動についての経験や情報を交換し共有する場、それが「学生国際体験報告会」です。

2015年度の報告会について

2015年度の学生国際体験報告会が、2015年5月27日(水)に開催されました。今回で3回目となる今年の報告会では、「協定校留学」「国際的な活動」「国際社会実習」の3つのセッションに分かれ、6名の学生による報告が行われました。当日は50名を超える来場者がありました。その内容を、ごく簡単にですが紹介します。

報告会の案内とプログラム

  • 「協定校留学」

    まず「協定交流学」のセッションでは、高知大学が交流協定を結んでいる海外の大学に留学した2名の学生の報告がありました。
    具体的には、中国の安徽大学(留学1)と、スウェーデンのヨーテボリ大学(留学2)への留学の報告です。それぞれ、留学するための事前の準備、留学先での授業スケジュールや年間の行事などの紹介、寮生活の様子、滞在中にかかった費用などについて、また、留学を通じて学び考えたことなどを詳しく報告してくれました。それぞれの大学で授業の形態やカリキュラムが大きく異なっており、留学したからこそ学べることがあるなと思いました。

  • 「国際的な活動」

    タスマニアでの授業タスマニアでの授業風景
    次いで、「国際的な活動」のセッションでは、オーストラリアのタスマニア州の学校での「日本語教員アシスタント」プログラムの活動について、1名の学生の報告がありました。
    このプログラムは、タスマニア州の学校(幼稚園から高校まで)の現地日本語教師のアシスタントとして、授業のサポートや日本の紹介などを行うものです。関連した活動の内容に加え、現地でのホームスティの状況や休日の過ごし方などについても話してくれました。

  • 「国際社会実習」
    最後に、このセッションでは、大学のカリキュラムの一環として行われた海外での実習について、3名の学生が報告してくれました。
    まず、ベトナムで行われた「日本語教育実習」についての報告です。この実習は、高知大学人文学部には「日本語教員養成副専攻課程」があり、その一環として日本語教育実習が実施されています。今回の報告では、2013年度に行われたベトナムでの実習について、現地でどのような授業を行ったかなどを具体的に紹介してくれました。ちなみに、2015年度はカナダで実習が行われるそうです。
    次は、イギリスで行われた「国際社会実習(外国語実習)」についての報告です。ロンドンの語学学校における英語研修を中心に、参加学生がグループをつくって現地で実施した課題プロジェクト、実習の前後に行われた事前学習会と事後学習会などについて報告してくれました。
    最後は、カナダで行われた「国際社会実習(フィールド・リサーチ)」についての報告です。カナダ東部ニューブランズウィック州の学校にて行われている言語教育について、自分で研究計画を立て、現地でインタビュー調査を実施した成果について報告してくれました。

    なお、イギリスとカナダの実習については、『2014年度 国際社会実習報告書』(現在作成中)にて詳細が報告される予定です。
(岩佐光広)