卒業までにやっておきたい3つのこと
1回生はどんなことを考えている?
2012年度入学生(91名)に、「卒業までにやっておきたい3つのこと」を書いてもらいました。
調査は、1回生向けの授業「大学基礎論」の中でおこないました。
2012年度入学生(91名)に、「卒業までにやっておきたい3つのこと」を書いてもらいました。
調査は、1回生向けの授業「大学基礎論」の中でおこないました。
「留学」
過半数を超える学生(53名)が、留学と回答しています。「国際社会コミュニケーション学科」だけあってと頷ける部分もありますが、授業内での質問だったのでいくらか「外向き」の答えも混ざっている点は差し引いて考えましょう。
いずれにしても、待っているだけでは「留学」はやってきませんよ。
留学を考えている理由や背景のいくつかを紹介しておきます。
いずれにしても、待っているだけでは「留学」はやってきませんよ。
留学を考えている理由や背景のいくつかを紹介しておきます。
- 半年から1年間、アジアまたはヨーロッパ地域に行く。言語を学ぶだけではなく、文化や習慣などできるだけ多くのことを吸収したい。ただ行くだけではなく、帰ってきて自分の国との比較をする。
- とにかく現地に行って文化やその国の問題点などを学びたい。
- 言語のスキルアップももちろんだが、その国の文化・人・風習を正しく理解したい。また、先進国の考え方だけでなく、発展中の国に触れることで、偏った価値観にならないから、たくさんの人と話をする。いろんな意見に触れたい!
- 海外の大学院進学に興味があるので4年間で語学力をつけたい。
- とにかく日本を離れて外国で生活してみたい
- 7年間、一生懸命英語を勉強してきました。どれだけ自分の能力あるのか計るために、海外の大学に留学します。
- イギリスに留学して、英語が上手く話せるようになりたい。
- 欧米の国に短期留学したいです。様々な国の文化に触れ、語学力と国際感覚を身につけたいと思っています。
- 海外留学をして、海外の国と日本の生活様式、価値観の違いを実感したい。
- 留学して視野を広げたい。
- 語学力向上は勿論、自分の視野も広まるのではないかと思う。宗教的・文化的なことなど、日本ではあまり体験できないことも生活に取り入れてみたい。
- 世界の様々な人々との交流を通じて、世界情勢や異国の文化・歴史を学びたいので留学したい。
- 卒業後の海外の大学院への進学を目標としているので。
- 国コミに入学したからには、海外留学をしてみたい。海外へ出ることによって視野は必ず広がると思うし、日本にいた時には気づかなかったようなことも発見できるのではないかと思うからです。
英語、英語に加えて
4割程度の学生が、英語の力をつけたいと答えています。もちろん、「英語に加えて他の外国語も」と考えている学生もけっこういます。
いずれにしても、これも普通に授業を受けているだけでは不十分。本当に力をつけたいなら、自分で積極的に学習することが必要です。
いずれにしても、これも普通に授業を受けているだけでは不十分。本当に力をつけたいなら、自分で積極的に学習することが必要です。
- 文法的なことだけではなく、会話ができるようにしたい。
- 英語や中国語を中心に自分で話していけるように努力する。
- 十分な英語力を身につけたい。書くことではなく、話すことを中心にして英語を学びたい
- 英語を今までよりも深く学び、力をつけたい。自分の感情を自然と英語で表現できるように!
- 日常生活で活かすことのできる英語技術を身につけるだけでなく、英語を母語とする国の背景や生活様式、文化館の差を身につけることで、異文化の人とよりよいコミュニケーションをとれるようになりたい。
- 海外に出てもスムーズに会話ができる程度の英語力、コミュニケーション力を最低限身につける。
- 英語を使う職業に就職したいと考えているので、英語圏の方とも普通に会話ができるぐらいの英語力を身につけたい。
- 日本語、英語、ドイツ語以外にもう一言語をある程度は読み書きができるようになりたい。
- 英語・独語以外にも言語を学びたい。
- 英語だけでなく、韓国語、ドイツ語、中国語など、他言語にも興味があります。
- 語学を学びたい。知らなかった言語を学んで、将来に役立てたい。
- 勉強、特に外国語の習得を最低三つ。
異文化理解
「異文化理解」を挙げた学生は3割程度。
さて、でも「異文化」って何なのでしょう。
さて、でも「異文化」って何なのでしょう。
- 外国の文化を学ぶことに興味がありますが、その前に日本文化にもより理解を持ちたいと思います。
- 日本を含む様々な世界中の国の文化を偏見なくとらえることができるように研究をして、幅広い視野を身につけたい。
- 世界中の人々とグローバル化によって接するようになった現代に生じる生活や価値観の摩擦に、文化や宗教がどういった背景から関係しているのか調べたい。
- 自分の興味ある国だけでなく、世界の様々な国や地域について勉強し、幅広い考えがもてるようになりたい。
- 世界の衣食住文化を知り尽くす。
- 国民性の違いについて勉強してみたい。
- 民族を深く知りたい。(文化・風習・衣装・衣食住など)。比較文化。机に向かって勉強するというよりも、実際に異文化を肌で感じたい。
- 国際社会に関する知識を身につけたい。世界中の文化をはじめ、外交や国際的な社会問題などを今までの歴史と照らし合わせて考察できるくらいの知識を。
- その国の文化・人・風習を正しく理解したい。また、先進国の考え方だけでなく、発展中の国に触れることで、偏った価値観にならないから、たくさんの人と話をする。いろんな意見に触れたい!
- 海外の国と日本の生活様式、価値観の違いを実感したい。
- 英語力を身につけるだけでなく外国の文化や考え方について理解を深めたい
TOEIC
具体的にTOEICを挙げた学生も一定数います。目標とするスコアは微妙に違いますが。
- TOEIC800点、英検1級を取る。授業以外でも自分から積極的に学習する。使える施設や教材は代々限利用する。毎日の積み重ねを大切にする。
- TOEIC、730点以上。
- TOEIC、 900点を目指す。
- TOEIC、700点以上を目標として取り組む。
- TOEIC、750点以上とれるように頑張りたい。
教員になる
英語の教員免許を取得したい、あるいは日本語教員になるための勉強をしたいと考えている学生もそこそこいます。
- 英語の教師になることを視野に入れているので、英語の構造をしっかり理解し、英会話の能力を高めていきたいと考えている。
- 日本または海外で、英語・日本語の教員になりたいので、教職関係の授業を頑張りたい
- 英語教員になるための知識と技術を身につけて、自分の目指す英語教員になれるよう努力したい。
- 教員を目指すなら教育学部でも良いと思いましたが、英語をもっと勉強したいと思い、国コミを選びました。プラスαで授業を取らないといけないので、大変だと思いますが、必ず免許を取得して卒業したいと思います。
- 洋楽や映画に興味があるので、映画を利用した語学教育なども調べて活用したいです。将来英語教員を目指しているので、いろんなタイプの子供たちへの教育法を考えていきたいです。
- 外国人の日本語教育に興味があるので、日本語学校を訪ねたい。
- 日本語教師になるための知識を身につけたい。
スタディーツアー、国際協力、ボランティア
国際協力やボランティア活動をやってみたいと考えている学生も増えています。
- スタディーツアー。発展途上国へ行って、その現状を知りたい。自分ができることを探す。
- 海外へフィールドワークに行く。
- 国際協力に興味があるので、発展途上国の支援をしてみたい。
- 留学生とともに取り組む活動に積極的に参加したい。
- 国際関係論など世界で活躍するための知識や教養を身につける。
- 海外での青年海外協力隊などのボランティア活動にも参加してみたい。これからの日本には、現在の先進国と呼ばれるようなところだけでなく、発展途上国との強力も必要になってくると思う。
- カンボジアなどの発展途上国でボランティア。大学に入る前から参加したいと思っていたからやりたい。
- ボランティア活動。特に国際ボランティアに興味がある。
- 発展途上国や恵まれない子のための支援、ボランティア活動
- 南北問題の解消に向けてのボランティア。特に、子どもの労働問題や女性問題に関心があるので、サークルに入って今自分のできることをどんどんやっていきたいです。
- 海外に関わるボランティア。できれば卒業までに発展途上国へ行きたい。写真が好きでフォトジャーナリズムに強い関心を持っているので、一眼レフを手に入れ写真の技術を磨いて自分の手で世界を撮りたい。
- ボランティア活動に積極的に参加したい。高知のため、世界のために役立てる活動ができたら良いなと思う。
- 貧困問題に着目し、ボランティアのようなものをやってみたい。
- 地域ボランティア。自分の地元でもある高知をより知って、理解を深めたい。ボランティアとは何なのか、自分なりの答えを見つけたい。
サークル活動
定番です。
- サークルなどに入って友達の輪を広げたい。
- サークルなど色々なものやイベントに参加して、たくさんの人と関わりをもつ。
- 一つのサークルを熱心に! ダンスサークルで踊りまくる!
- サークルに入りたい。高校ではできなかったこともたくさんあるので、興味があるし、人との交流の輪を広げたい。
- サークル活動。入学する前からずっとやりたいサークルがあったのでそれを絶対にやる。
- サークルなど色々なものやイベントに参加して、たくさんの人と関わりをもつ。
「これから」
「夢がないので夢を見つけたい。」
- 自分の興味がある分野や、学びたい分野について理解を深め、将来それをどう活かしていくか考える。
- 自分が将来何をやりたいかを見つけて、それに向けて勉強を頑張りたい。
- 具体的に自分の夢、目標を見つけたい。
- 自分の特技やできることを見つけたいです。いったい何ができるか、何がしたいか、それを見つけたいです。勉強だけでなく、アルバイトや旅行など様々なことも体験したいです。
- 夢がないので夢を見つけたい。
- 色々なことが自由にできる大学だから、自分の強みを見つけて伸ばしていきたい。
ピンポイント
かなり具体的な回答もありました。
絶対実現させてください!
絶対実現させてください!
- ルーマニアに夕日を見に行く。
- 体力強化
- 日本一周!
- 一つの楽器を学びたい。中高の時から、琵琶に興味を持っています。
- 高校時代からスペイン、カタルニア地方の言語に興味を持っていた。それについてより深く調べ、学んだ後、実際にその地へ行きたい。
- ドイツに行き、ドイツ語を用いて意識調査したい。欧州の中でも先進国のドイツの人々がEUについてどのような思い入れがあるのか、実際に聞いてみたい。ドイツからみたEUについて研究したい。
- 三味線の習得。
- 平和学を学ぶために役に立つ、あるいは必要だと思ったことについては、なるべく身につけておく。
- よさこい踊りたい!
英語を勉強して留学?
「国際社会コミュニケーション学科」の多くの学生は「国際」指向です。
ただ、これはあくまで入学したばかりの4月の調査。その後、授業を受けたり、自主的にいろいろ勉強していく中で、「国際」や「異文化理解」を視野に入れながらも、多くの学生は、あ、こんなことも勉強できるんだとか、これも学んでみたいなと、気づいていきます。
そして、その多様性を受け入れる懐の深さを、ここで学ぶ皆さんに感じ取ってほしいと私たちは考えています。
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ただ、これはあくまで入学したばかりの4月の調査。その後、授業を受けたり、自主的にいろいろ勉強していく中で、「国際」や「異文化理解」を視野に入れながらも、多くの学生は、あ、こんなことも勉強できるんだとか、これも学んでみたいなと、気づいていきます。
そして、その多様性を受け入れる懐の深さを、ここで学ぶ皆さんに感じ取ってほしいと私たちは考えています。
(2012年6月)
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