HOME > 学生> スタディ・ツアー > チリスタディツアー2011

チリ・スタディーツアー

H. N. (2009年入学)


私たちはゼミで約1年間ラテンアメリカについて経済を中心に勉強してきました。
そのため、今回のチリスタディーツアーでは、
  • 実際にラテンアメリカ社会を見る
  • 日系企業とチリ経済の関わりを知る
という2つのことを目的として、2011年3月、約3週間にわたりチリでフィールドワークを行ってきました。

事前準備

「出来る限り自分たちで」

それがスタディツアーのモットーです。

だから行くことが決まったら、まずチリについて調べました。
滞在先のホステルや航空券などを手配するのはもちろん、自分たちが決めた訪問先の企業にアポイントをとったりもしました。

スペイン語も少しは勉強しました。

実際にラテンアメリカ社会を見る - チリの生活

■ ワイン


チリと言ったらワインがとても有名です。
私たちはワイナリーと農場に見学に行きました。チリワインは日本でも1000円ぐらいから売られていますが、チリでは安いものだと2000ペソ、日本円で300円ぐらいから売られています。チリのワインは安くておいしいと定評があります。

■食事
チリ人の夕食はオンセ(once)と呼ばれるものが定番です。
スペイン語では蒸留酒を意味するアグアルディエンテ(aguardiente)が11文字だったことから、この言葉の隠語としてオンセが使われていましたが、意味が転じて、今はパンとスクランブルエッグやハム、ジャムといった簡単な軽食を指すそうです。
チリでは昼食が一番重要とされ、昼食の時間も14時と遅いので夕飯はこれで十分みたいです。

■物価
物価は日本とあまり変わりません。
ですが地下鉄やバスはどこまで乗っても一律料金ですし、農業が盛んな国であるので果物などはスーパーや露店で安く買えました。だから、実際に生活すると日本にいるより安くすみました。

日系企業とチリ経済の関わりを見る

チリには多くの日系企業が進出しています。
ニッスイではサケの養殖工場を見学し、三井物産、住友、三菱、JETRO、日ハムでは各事務所で話をお聞きすることができて、力を入れている事業やチリ経済の強み、これからの日本について教えていただきました。

その他の訪問先

  • カサブランカ(大農園)
  • ワイナリー
  • ベガ・デ・セントラル(青果中心の市場)
  • メルカード・セントラル・デ・サンティアゴ(魚介中心の市場)
  • サンベルナンド地区(スラム)
  • チリ人家庭へのホームステイ

「これから」

今回は様々なところに行き、貴重な体験をすることができました。
特に企業やスラムなどは、スタディーツアーだから行けたのだと思います。チリを知ることは日本を知ることにもつながりましたし、視野も広がりました。
帰国後、今度は国内に目を向けてラテンアメリカを見ようということで、在日ブラジル人について調べています。



各訪問先の詳細や個人体験記などを報告書にまとめましたので、関心のある方はぜひお問い合わせください。