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真っ白な時間割

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大学での第一歩。それは、時間割を決めること

大学では、自分で何を勉強するかを決め、授業を選択することができます。
なんかわくわくしてきませんか?

なんかわくわくしてきませんか?

ところが、実際にはいろんな制約があります。
例えば、高知大学では
  1. 外国語などいくつかの授業は選択の余地無く、最初から割り振られています。
    しかも外国語の授業は、週2回でワンセット
で、国際社会コミュニケーション学科の学生の1学期の時間割は、この条件を加味した時点で、半ば強制的にまず次のようになって、選択の余地は減ってきます。
(外国語は、ドイツ語、フランス語、そして中国語の中から選択します。)
1 外国語
2 情報処理 外国語
3 英会話 英会話 大学基礎論
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で、次なる制約はこれです。
  1. 1年間のあいだに取ることのできる「単位」数には上限があります。

「ちゃんと自分でも勉強しなさい。」

大学での授業には、「単位」という言葉がついて回ります。
授業は週一回90分が基本で、それを1学期間(ほぼ15週)受講して、「合格の水準に達した」と認められれば、「2単位」与えられます。卒業するには、その単位を積み重ねていかなくてはいけません。
さて、「単位」には、「授業外での学習時間」も含まれてきます。大学での学習は、授業だけを聞いていればいいというものではなく、

「ちゃんと理解するには自分で自主的に勉強することが必要」

という考えに由来します。
というわけで、めいっぱい授業をとると、自主的な学習時間が無くなるので、1年間(2学期間)に取得できる単位の上限は「44単位」と決められています。単純化すると、1学期でその半分の「22単位」です。
で、上の時間割を見てください。すでに8単位分埋まっている(外国語は、週二回がワンセットで2単位)ので、あとは14単位、授業数でいうと7つしか選ぶことはできません。

今、仮に埋めてみましょう。

昼からは遊んでいいの?
それでもけっこう真っ白な時間割


1 国際関係論 おいしい高知 恋愛進化論 戦争と平和 外国語
2 情報処理 外国語 クジラに学ぶ よさこいの数学 憲法
3 英会話 英会話 大学基礎論
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記載した授業の多くは架空のものです。
いずれにしろ、これは22単位分めいっぱい授業を入れた時間割です。実際は、ここまで午前中に授業がかたまってしまうわけではありませんが、かなり実態に即した時間割です。
ご覧の通り、一日の生活時間の大半は、拘束されることない空き時間となってしまいます。
この時間をどう使うか。それが非常に大切なことになってきます。

4年生は暇?

学年によって、時間割の「傾向」は変わってきます。
それは、幅広く、かつ深く、そして体系的にというカリキュラムと関係しています。

解放された1年生。「体力」を養う

ほとんどの1年生は、当初とまどいます。
授業に追われていた高校までとは違い、上で見てきたように「空き時間」が夢のようにあるからです。
ただ、自分が勉強したいと考えていた専門分野の授業はまだ履修することができず、少し失望するかもしれません。とはいえ、専門にこだわらず幅広い分野を学ぶ「共通教育」の授業は、その後の学習にきっと役立ってくれるはずです。
今は空き時間を使って、しっかり「体力」を養っておきましょう。

濃い時間。2年生と3年生

2年生になると、「共通教育」と平行して、学部・学科の専門科目を履修するようになります。
また、ゼミナールも始まり、授業の内容もぐんと濃くなります。
2年生の終わりには、大半の学生が、「気がつけば、もう半分が過ぎてしまった」と嘆きます。
3年生になると、ほぼ専門科目のみの履修になり、授業の準備に追われることもますます多くなります。
冬になると、「就職活動」も始まります。

空白の4年生?

多くの学生が、3年次終了までに卒業に必要な単位をほとんど揃えます。
時間割上は、「卒業論文」がポツンとひとつだけ、ということもけっして珍しくはありません。
もちろん卒論を中心に置きながらも、卒業後も視野に入れた時間管理が必要になってきます。

再び、真っ白な時間割


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さて、皆さんはどんな時間割を過ごしていきますか?