人文学部の3つの学科
人間文化学科
国際社会コミュニケーション学科
社会経済学科
【人間文化学科】
人間文化学科では、哲学、心理学、文学、言語学、地理学、歴史学などを学びます。
28名の教員が開講するそれぞれの専門講義科目は2011年度で83科目と多彩であり、少人数で行う演習・実習・実験科目も73科目と充実しています。
みなさんは、めいめいが興味を持った専門分野を深く学んで卒業論文として完成させると同時に、広く多くの分野にまたがる勉強をすることで教養を身につけることができます。
本学科は考える人を育てます。
◎人間基礎論コース
心・ことば・世界観 ― この3つは人間のありかたの基本をなすものです。心の働きを統計や実験的方法で明らかにする心理学、「ことば」の成り立ちと使用を原理的に考える言語学、哲学・倫理学・宗教学といった思想・哲学。これら3つの分野を学ぶことにより、人間とは何か、人間とは世界とどのようにつながっているのかということを探求するコースです。
◎地域変動論コース
グローバル化が進む今日では、地域がもつ文化構造や性質をさまざまな角度から考察することが必要とされています。本コースでは、地域のもつ歴史的・地理的環境を学ぶとともに、日本や世界各地の社会的現象を広い視野から明らかにする方法を身につけます。
◎言語表象論コース
「ことば」を手がかりにして、ことばがつむぎだす世界の面白さ、ことばの不思議さを解明していきます。日本や中国、イギリス、アメリカ、フランスなど、東洋から西洋の各国の言語や、言語による文化の諸形態、特に文学について研究するコースです。特定の国や地域に的を絞った研究はもちろん、国の枠組みを超えた比較研究も可能です。
【国際社会コミュニケーション学科】
国際社会コミュニケーション学科では、国際社会に大きく羽ばたく人を育てます。
キーワードは「外国語の会得」「異文化への深い理解」「グローバル化社会に対する批判的考察」「幅広い教養と問題意識」です。
プログラム制と少人数のゼミナールにより、多様な授業を自由に選びながらも、自分のゴールをしっかり意識しながら学ぶことができます。
◎プログラム制
プログラム制では、授業を分野・領域に応じて次の6つのプログラム(授業群)に分けています。
言語・コミュニケーション研究プログラム、総合文化研究プログラム、グローバル社会研究プログラム、ヨーロッパ地域研究プログラム、南北アメリカ地域研究プログラム、アジア・オセアニア地域研究プログラム
各プログラムに配置された授業を体系的に履修し、その分野の専門知識を深め、卒業論文へと発展させていきます。
【社会経済学科】
社会経済学科は、地域や企業など、社会の現場を知ることと、社会科学全般を学ぶことによって得られる知識・能力をもとに、自ら社会的、組織的な課題を発見し、解決策を企画立案し実現することができる専門的職業人を養成する学科です。
実践的な知の枠組みを提供し、現代の社会人に必要な素養を養うことができるように、社会科学全般にわたる科目群をそろえ、総合地域政策コース・経済企業情報コースという2つのコースを設置しています。また、小集団教育を重視し、演習(ゼミナール)授業を、入学から卒業まで4年間、継続して受けられる体制をとっています。
◎総合地域政策コース
総合地域政策コースでは、地域における総合的な政策立案能力を培うために、フィールドワーク等を通じて直接「現場」に関わりながら、経済学、法律学、政治学、社会学などを総合的に学びます。知力と実行力のバランスがとれ、生活者重視の新しい地域・社会の創造に貢献できる専門的職業人を養成することを目標としています。
◎経済企業情報コース
経済企業情報コースでは、情報化や技術革新、国際化、市民社会の構造変化などによって日々変化していく企業活動・経済環境を理解するために、経済学、経営学、簿記・会計学などを学びます。高度情報化社会に対応した企業分析や経済分析を行い、企業活動の未来を切り開く専門的職業人を養成することを目標としています。