国際社会コース International Studies Course

ヨーロッパの言語・文化・社会を学ぶ、
多面的な理解と実践的な探求力を養う

このプログラムでは、言語・文化・社会を3つの軸として、多様な専門分野からヨーロッパ地域にアプローチします。一口にヨーロッパといっても、EU加盟国のみを指す狭い定義から、言語的な類似、歴史上の影響力を背景に広がったヨーロッパ世界など、その範囲は様々です。多様な研究分野の知見をもとに、ヨーロッパのことを探求しませんか?

本学部では英語に加え、スペイン語・ドイツ語・フランス語というヨーロッパの言語が学べます。国際社会コースには、英語・ドイツ語・フランス語のオーラルコミュニケーション、読解研究等の科目があり、4年間で着実に語学力を養うことができます。また、英語圏・ドイツ語圏・フランス語圏の文化に関する科目を通して、諸国の文化を深く学ぶことができます。その他、ヨーロッパ・ロシア経済社会論、国家横断的にヨーロッパ世界の成立背景を学ぶ近代社会論や社会思想史、ヨーロッパ社会の衣食住について学ぶヨーロッパ社会文化論などの科目があります。

教 員
  • 古閑 恭子(アフリカ言語学、フィールド言語学)
  • Stefan Hug(German, Grammar, General Theory of Culture)
  • 土屋 京子(西洋文献文化学)
  • 森 直人(社会思想史)
学べる科目 ヨーロッパ社会文化論、英語読解研究、フランス語オーラルコミュニケーションⅠ・Ⅱ、日欧異文化間コミュニケーション論、比較日独文化論、社会思想史、英語テクスト構成研究Ⅰ・Ⅱ、ドイツ言語文化論、ヨーロッパ・ロシア経済社会論、フランス言語文化論、ドイツ語メディア論演習、比較日欧文化論

APPEAL POINT

地球儀でヨーロッパ地域を見ると、それほど大きな規模を占めていませんが、ヨーロッパは実に多くの民族・文化・言語が交ざり合った複雑な共同体です。また、世界の歴史において大きな影響力をもっていた地域でもあります。そうした「ヨーロッパ」を形作る複雑な現実を、多様な専門知識を組み合わせながら考えてみたいという人に、このプログラムはお勧めです。

SEMINAR:土屋ゼミでは・・・

ゼミの概要 
日本・高知からは地理的に遠く離れており、またここ数年はコロナ禍やウクライナ情勢などの問題で、大学に入学した時点で実際にドイツに足を踏み入れたことがある人は少ないでしょう。しかしドイツは、ユーロ圏における政治的・経済的リーダーシップの是非、エネルギー政策の大転換を中心とした環境問題への取り組み、移民政策と歴史認識のあり方など、常にアクチュアルな問題と向きあうことで、現代日本、私たちにも大きな影響を与えています。このゼミでは、毎年、ゼミ生と相談して決めるテーマに即した文献を講読しながら、ヨーロッパ・ドイツと日本・高知を繋げつつ、ヨーロッパ・ドイツの問題圏へ多角的にアプローチしています。それによってゼミ生がそれぞれに専門テーマを見いだし、個別の研究へと、そして最終的には成果物としてレポートや卒業論文を執筆するところまでを指導しています。
教員から
高知大学は高知県外から進学する人が多く、私自身も大学教員になるまでは関西圏に住んでいました。ゼミというアカデミックな時間のなかで、各回のお題に沿って、それぞれの立場や考え方、これまで培ってきた知識や経験から自分の意見を述べ、闊達に議論する場を共有することで、私自身も日々発見や学びがあり、楽しい時間を過ごしています。

MESSAGE

ゼミ生の声

土屋ゼミ

土屋ゼミでは、文学から現代の社会問題まで、ドイツ語圏に関するテーマについて文献を読みながら議論しています。様々な分野を扱っているため、自分の興味を探りながら、少しずつ知識を入れることができます。またレポートや論文のみならず、書評やその他の文章を書く方法も学ぶことができ、文章力や考察力を高めることができるのも特徴です。

 

コースプログラム制

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