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カリキュラムの大枠

高知大学全体として見た場合、カリキュラム上二つの枠があります。「共通教育」と「学部専門教育」です。
このうち「学部専門教育」は、専門分野を学ぶためのもの、「共通教育」とは、専門分野の狭い領域に閉じこもってしまわないよう、幅広い知識や教養を習得し、それをベースに自分の専門分野にさらに磨きをかけていくためのものです。
さて、せっかく「専門的なこと」を勉強しようと入学したのに、1年次にはまだ学部の「専門科目」を履修することはできません(一部科目を除く)。2年次になってはじめて、「共通教育」の履修と並行する形で、「学部専門科目」の履修が始まります。3年次からは、ほぼ「学部専門科目」のみを履修していくということになりますが、これはあくまでひとつのモデルです。

4年間の流れ

大学で学んだことは、大学という領域を越え、社会で生きていく上での大切な「知恵」となります。
とはいえ、大学4年間でのゴールは、卒業論文の制作。大学で学んだことの集大成、ひとつの作品です。
その「作品」を仕上げるには、自分のテーマを決め、そのテーマについて深く学ぶことが必要です。
そのための「道案内」として、国際社会コミュニケーション学科では、「ゼミナール」を用意し、それを基本に卒業までの4年間が組み立てられています。

国際社会コミュニケーション学科では、1学年の学生ほぼ90名に対し、20数名の教員が配置されています。つまり、ひとつのゼミナールの受講生は1学年6、7名程度。そのもとで、一人ひとりの顔が見える、きめ細やかな教育をめざしています。

ゼミナールについてはこちらをご覧ください。

1年次:幅広い授業で視野を広めながら、自分の方向づけ

「共通教育」を中心に、幅広い知識や教養を学んでいきます。
ゼミナール形式の少人数授業では、大学そのものについて学び、同級生や教員との親交を深めるとともに、大学で学んで行くにあたって必要とされる基礎的スキルを習得します。その中で、自分が何を勉強したいのか絞り込んでいきます。
また、高校までと違い、特に1年次には「空き時間」がたっぷりあります。専門に向けた勉強をするなど、この「空き時間」をうまく使うことが大学では大切になってきます。

2年次:知識を広め、テーマをさがす

「共通教育」科目とあわせ、学部の「専門科目」、そして「ゼミナール」の履修が始まります。
自分の「専門分野」を考慮し授業を選択します。あるいは、さまざまな分野の授業を受ける中で、自分の専門分野を絞り込んでいきます。
「ゼミナール」では、専門分野の知識を習得しながら、研究方法・手段等にさらに磨きをかけていきます。

3年次:テーマについて深く掘り下げていく

引き続き「専門科目」を履修すると同時に、「卒業論文」を意識するようになります。
卒論完成までの2年足らずのあいだ、ゼミナールの指導教員のもとで、卒論制作に向けたさまざまなトレーニングを行なっていきます。3年次では、さしあたって自分の研究領域を概観し、その中で研究課題/テーマを絞り込んで行きます。

4年次:さあ、卒論制作

卒論完成へ向けて、いよいよ本格的な作業開始。
最終的なテーマの絞り込み、調査・資料収集、そして論点を整理して言語化していく。大変な作業ですが、大学生活4年間の集大成、完成した時の充実感には得難いものがあります。

そして社会へ・・・

大学で学んだことを活かして、さまざまな領域で活躍してください。