広い視野のもとで自分の専門を深めていく
2009年度より、国際社会コミュニケーション学科(「国コミ」)では、従来の2コース制を廃止し、新たにプロ グラム制を導入しました。
これは、さまざまな領域を学ぶことができるという従来の自由度の高さを維持しながらも、早い段階から自分の専門分野を意識してもらおうというものです。その目的は、幅広い分野を視野に入れながら、自分が何を学ぶのかを明確に意識し、それによって、専門分野を深くきわめていってもらうことです。
国コミで開設されている授業は、その対象とする分野・領域・テーマ等に応じて6つのプログラム(授業群)に分けられ、各「プログラム」に入っている授業の中から、体系的に複数の科目を履修し、自分の対象とする分野を重点的に学びます。
プログラム制は、以下の6つのプログラムから構成されています。
これは、さまざまな領域を学ぶことができるという従来の自由度の高さを維持しながらも、早い段階から自分の専門分野を意識してもらおうというものです。その目的は、幅広い分野を視野に入れながら、自分が何を学ぶのかを明確に意識し、それによって、専門分野を深くきわめていってもらうことです。
国コミで開設されている授業は、その対象とする分野・領域・テーマ等に応じて6つのプログラム(授業群)に分けられ、各「プログラム」に入っている授業の中から、体系的に複数の科目を履修し、自分の対象とする分野を重点的に学びます。
プログラム制は、以下の6つのプログラムから構成されています。
6つのプログラム ~<分野>プログラムと<地域>プログラム~
【プログラムの概念図】(クリックすると大きな図が開きます)
6つのプログラムは、さらに大きく二つのグループに分かれています。
学問領域で区分した<分野プログラム>と、地域研究をメインにした<地域プログラム>で、それぞれのプログラムには多くの授業が配置されています。
6つのプログラムは、さらに大きく二つのグループに分かれています。
学問領域で区分した<分野プログラム>と、地域研究をメインにした<地域プログラム>で、それぞれのプログラムには多くの授業が配置されています。
<分野>プログラム
- <言語・コミュニケーション研究> プログラム
- <総合文化研究> プログラム
- <グローバル社会研究> プログラム
<地域>プログラム
- <ヨーロッパ地域研究> プログラム
- <南北アメリカ地域研究> プログラム
- <アジア・オセアニア地域研究> プログラム
各プログラムの詳細 ~どんなことを学ぶのか~
各プログラムでは、次のようなことが学べます。
<言語・コミュニケーション研究>プログラム
言語やコミュニケーションの理論を重点的に学ぶ。
科目例:「言語・コミュニケーション研究」、「異文化間コミュニケーション論」、「第二言語習得論」等。
科目例:「言語・コミュニケーション研究」、「異文化間コミュニケーション論」、「第二言語習得論」等。
<総合文化研究>プログラム
地域の文化、「異文化」的観点から見た文化、現代社会における文化等を重点的に学ぶ。
科目例:「越境文化論」、「社会文化交流論」、「大衆文化論」、「環境文化論」等。
科目例:「越境文化論」、「社会文化交流論」、「大衆文化論」、「環境文化論」等。
<グローバル社会研究>プログラム
グローバルな観点から、モノ・人・情報の動きや社会のありようを重点的に学ぶ。
科目例:「越境社会論」、「国際マスメディア論」、「国際関係論」、「世界経済論」等。
科目例:「越境社会論」、「国際マスメディア論」、「国際関係論」、「世界経済論」等。
<ヨーロッパ地域研究>プログラム
ヨーロッパ地域に焦点を絞って、その言語、文化、社会等を多角的に学ぶ。
科目例:「ドイツ語オーラルコミュニケーション」、「フランス語メディア論」、「ヨーロッパ社会文化論」、「ヨーロッパ・ロシア社会経済論」等。
科目例:「ドイツ語オーラルコミュニケーション」、「フランス語メディア論」、「ヨーロッパ社会文化論」、「ヨーロッパ・ロシア社会経済論」等。
<南北アメリカ地域研究>プログラム
英米地域に焦点を絞って、その言語、文化、社会等を多角的に学ぶ。
科目例:「英語オーラルコミュニケーション」、「英語音声学」、「英米文化史」、「ラテンアメリカ経済社会論」等。
科目例:「英語オーラルコミュニケーション」、「英語音声学」、「英米文化史」、「ラテンアメリカ経済社会論」等。
<アジア・オセアニア地域研究>プログラム
アジアや日本に焦点を絞って、その言語、文化、社会等を多角的に学ぶ。
科目例:「中国語オーラルコミュニケーション」、「外国語としての日本語」、「日本文化表現法」、「中国経済社会論」等。
科目例:「中国語オーラルコミュニケーション」、「外国語としての日本語」、「日本文化表現法」、「中国経済社会論」等。
では、どのように「学ぶ」か
各プログラムの科目は、以下の3つの段階で構成されています。
- 「基盤科目」
各プログラムに必要とされる理論等の基礎的知識を学ぶ。 - 「発展科目」
各自の関心にそって、各プログラムのより専門的/発展的な内容を学んでいく。 - 「卒業論文」
授業で学んだ知識や内容を生かしながら、自分で問いを立て調査・研究し、オリジナルな論文としてまとめる。
「ゼミナール」との連動 ~きめ細やかな指導~
国コミの学生は、2年生からゼミナールに所属します。
どのゼミナールに入るかは、自分が勉強したいテーマや分野に基づいて、原則的に自由に選ぶことができます。そしてゼミナールに入ると、その「指導教員」のもとで、卒業論文制作に向けた指導を受けていくことになります。
ゼミナールの指導教員が担当する学生数は、平均すると1学年6、7名程度。2年生という早い段階から、この少人数のゼミナールに所属することによって、学生ひとりひとりの興味や関心に応じたきめ細やかな指導を受けることが可能になります。しかもこの指導は、卒業論文制作を見越した長期的かつ計画的なものとなります。
【教員とプログラムの関係】
ゼミナールに入る時には、自分が何を学びたいのか、まだはっきりしていない学生がいるかもしれませんが、もちろん、それでも大丈夫です。指導教員が、学生ひとりひとりの関心などをもとに「アドバイス」をしてくれるはずですし、関心そのものを「掘り起こす」こともあるでしょう。
どのゼミナールに入るかは、自分が勉強したいテーマや分野に基づいて、原則的に自由に選ぶことができます。そしてゼミナールに入ると、その「指導教員」のもとで、卒業論文制作に向けた指導を受けていくことになります。
ゼミナールの指導教員が担当する学生数は、平均すると1学年6、7名程度。2年生という早い段階から、この少人数のゼミナールに所属することによって、学生ひとりひとりの興味や関心に応じたきめ細やかな指導を受けることが可能になります。しかもこの指導は、卒業論文制作を見越した長期的かつ計画的なものとなります。
【教員とプログラムの関係】
ゼミナールに入る時には、自分が何を学びたいのか、まだはっきりしていない学生がいるかもしれませんが、もちろん、それでも大丈夫です。指導教員が、学生ひとりひとりの関心などをもとに「アドバイス」をしてくれるはずですし、関心そのものを「掘り起こす」こともあるでしょう。
本当に大切なものは
プログラム制は、少人数のゼミナールのもとでのきめ細やかな指導と連動しています。しかし、それだけでは不十分です。
学生ひとりひとりの積極性が加わってこそ、このシステムは十分な成果を発揮します。自分が何を学びたいか、自分の興味・関心は何か、それを意識し追いかけていく、そういった姿勢を待ち望んでいます。
学生ひとりひとりの積極性が加わってこそ、このシステムは十分な成果を発揮します。自分が何を学びたいか、自分の興味・関心は何か、それを意識し追いかけていく、そういった姿勢を待ち望んでいます。