私は約3週間インドネシアのブラビジャヤ大学で日本語教育実習を行いました。1週目は現地の先生が行う授業を見学し、2週目以降は授業見学と教壇実習の教案作成を行いました。授業見学は自分で見たい授業を選択することができ、早くから始まる授業は7時、遅い授業では20時に終わるものもありました。
私は実習期間中2回の教壇実習を行いました。授業は『みんなの日本語初級Ⅱ』第41課と第42課の会話・練習Cを行い、その後に日本の文化紹介などを行いました。授業準備をする際には、イラストを使用したスライド作成ややさしい日本語で説明できることを心がけました。実際の教壇実習では、始まる前は緊張しましたが、学生が積極的に反応してくれたことで緊張が和らぎ、楽しく教壇実習を行うことができました。また、インドネシアの学生は積極的に発言してくれたり、わからないことがあっても遠慮せずに質問してくれるため、授業全体が明るく活気にあふれ学習意欲の高さを強く感じました。
高知大学の学生の教壇実習を見学もしましたが、授業の進め方や工夫、教室の雰囲気作りなどさまざまな点で学ぶことが多く、非常に参考になりました。
実習中は授業以外でも現地の学生と交流する機会が多くありました。授業後には一緒にご飯を食べに行ったり、休日にはいろいろなところへ連れて行ってもらったり、インドネシア語や文化を教えてもらったりするなど、学生たちの温かさを感じ、また異文化への理解も深まりました。
ブラビジャヤ大学での3週間の日本語教育実習を通して、日本語の授業を行うことの難しさとやりがいの両方を実感しました。そして実習を通して、学生の反応をよく観察しながら、授業の進め方を柔軟に変えていくことの重要さも学ぶことができ、貴重な経験になりました。

ブラビジャヤ大学

授業の様子
掲載日 2025.11.18