修士短縮プログラム
Master's shortened program

大学院早期履修・早期修了制度

「修士短縮プログラム」とは、「大学院早期履修制度」と「大学院早期修了制度」を組み合わせることで、修士課程の通常の在学期間(2年間)を1年間に短縮し、大学院修了資格(修士号)を早期に取得できるプログラムです。

プログラムについて

高知大学人文社会科学部・大学院総合人間自然科学研究科人文社会科学専攻では、2024年度から「大学院早期履修・早期修了制度(修士短縮プログラム)」を開始しました。

 

これらの制度を利用することで、学部4年生は大学院修士課程1年生の授業を履修し、修士1年生が終了する段階で修士号を取得できます。

 

本プログラムの狙いは、高知大学人文社会科学部で真摯に学びを続ける優秀な学生を、より早く大学院につなげ、修士課程を短期間で学び終えることで、より一層専門能力を備えた担い手に磨き上げることです。このことは、多様で複雑化する現代社会において、人文社会科学の専門的な知の力を用いて様々な課題に挑戦し、解決へと導く人材を輩出することを意味しており、将来的には豊かな社会の構築に幅広く貢献することにもつながります。

 

メリットとして

  • 短期間で修士号を取得することで、希望する専門職(民間企業や官公庁、各種団体やNGO等)により早く就くことができます。
  • 博士課程への進学を希望する人は、自分の研究を進めて成果を早く公表でき、将来の研究職への道が開けます。
  • これまで経済的な事情ゆえに2年間の大学院進学という選択を諦めていた人にとっても、修士課程を半分の1年間で修了できることから、経済負担の軽減とキャリアの形成の両面で大きなメリットがあるといえます。

大学院早期履修制度(3年時に申請)

1 応募資格
・3年生の終了時までに卒業要件単位116単位を修得し、卒業論文の履修を許可された者(見込を含む)
    ※4年生で卒業論文(8単位)を修得することで卒業要件124単位を満たす予定の者
・3年生第1学期末時点で、卒業要件として履修した授業科目の通算GPAが3.0以上の者
2 申請方法
・3年時の8月末までに、人文社会科学部教務係に申請すること。
3 必要書類
・申請書、アドバイザー教員の推薦書
4 審査方法
・提出書類と面接により審査を行う。

 

早期履修の開始と大学院入学選考(4年時)

大学院授業の履修開始
・4年生になったら、所定の期日までに14単位を上限として履修科目を申請します。
・履修に際しては、大学院オリエンテーションへ参加し、指導教員の指導を受けます。
・なお、単位認定は、人文社会科学専攻に進学して申請を行った後に行います。
入学選考(「修士短縮プログラム特別選抜)
・4年生の夏に大学院進学のための入学選考が行われる予定です。
【受験資格】大学院早期履修を認められた者で、願書提出の前学期までに116単位以上の取得、および、GPA3.0以上の者
【スケジュール】6月下旬に願書提出、7月上旬に書類選考後、合格発表の予定

 

 

「修士短縮プログラム」最短スケジュールのイメージ

  • 学部3年生
    ・8月:大学院早期履修制度へ申請
  • 学部4年生
    ・4月:大学院授業の早期履修開始
    ・7月:「修士短縮プログラム特別選抜(仮)」の選考
    ・3月卒業
  • 修士1年生
    ・4月:進学
    ・大学院早期修了制度へ申請
    ・必要要件を満たして、1年間で修士課程修了

大学院早期修了制度

「早期修了制度」を利用すれば、通常は修士課程修了に必要とされる2年以上の在籍期間を、最短で1年間に短縮することができます。ただし、以下の要件を満たす必要があります。

 

早期修了するための要件

在籍期間が1年以上あること。

在学中に優秀な研究業績を挙げたと認められること。

「課程修了要件単位」を修得していること。

修士論文の審査及び最終試験に合格すること。