
人文科学コースには文芸・思想プログラムと歴史・地理学プログラムという2つのプログラムがあり、言語学、日本文学、イギリス文学、哲学、心理学、歴史学、考古学、地理学といった人文科学の学問領域から得られる専門知識を体系的に学んでいきます。
その学びによって、人間や人間がつくり出す文化や社会に対する深い関心を持ち、さまざまな「知」のあり方に深く、幅広く触れて、柔軟な物事を見る目を養成しながら、文献資料やデータを分析する力、文書を作成する力を習得し、問題解決能力を養うことができます。
自分が関心を持つ学問領域を中心に据えたうえで、いずれか1つのプログラムに沿って学んでいきますが、人文科学の広く多様な知見と学問手法を活用するために、もういっぽうのプログラムに視野を広げて学びを深めることもできます。
本コースでは、多元化・複雑化するグローバル社会を見据え、国内外の様々な「壁」を乗り越えて羽ばたくことのできる「グローバル市民」を育てます。
学びの核は、少人数ゼミナールとセットの≪3つのプログラム≫と、国内外での≪フィールド・スタディ≫。様々な外国語の運用能力アップはもちろん、専門知識に裏打ちされた深い洞察力と複眼的な思考力を身につけることで、言語コミュニケーションや異文化/自文化、グローバル社会の問題を主体的に考察・判断できるようになります。
1対1のミクロ・レベルから地球規模のマイクロ・レベルに至るまで、「他者」と連携できることを目標とした「越境する学びの共同化」に、皆さんもぜひ参加しませんか。
社会科学コースは、人間が集まって形成した慣習や制度について、以下の4つのプログラムを通じて学習していきます。物事を単純化し、経済主体の関係性について考察する「経済理論プログラム」、地域問題を通じて社会制度を考える「経済政策プログラム」、継続的な企業活動を可能とする企業内外の仕組みを考える「経営・会計プログラム」、様々な人の見解や価値観への理解を基礎として、社会問題への解決策を提言する「法律・政治プログラム」。これらのプログラムは、それぞれ異なる視点で社会問題にアプローチをします。
多様な学問領域の考え方を学ぶことで、複眼的な思考方法を身に付け、様々な社会問題を認識し、解決できるような制度をデザインできる人材の育成を目指しています。