教員紹介
Faculty Members

 

【国際社会コース】 グローバル社会プログラム

遠山 茂樹(とおやま しげき)

 

専門

社会情報学

社会情報学は、「社会における情報現象の総体を対象とし、その特質を理論的かつ実証的に明らかにする」学問です。そのため、社会情報学は既存のさまざまな学問領域のハブとして機能し、学際的なアプローチを採用します。個人間のコミュニケーションからマスメディア、SNS、ビッグデータに至るまで、多様な情報の流通や役割を多角的に考察することが特徴です。私の研究は、米・英・日における草の根レベルのコミュニティ情報化活動を対象としたケーススタディから始まりました。現在は、高知における家庭の防災行動に対する情報行動や社会的ネットワークの影響について、調査研究に取り組んでいます。

 

 

主な授業題目と内容紹介

近現代社会の思想とメディアⅡ(プラットフォーム科目)
この授業では、近代社会の形成に大きな影響を及ぼしてきた「メディア」に注目し、メディア技術の発展と普及による社会変動の歴史を学びながら、現代における社会とメディアの相互作用について考える力を養うことを目指します。具体的には、メディア史を通じて、メディアの発展・普及と現代社会の成立との関連性について考えてゆきます。
社会ネットワーク論(専門選択科目)
現代社会は「ネットワーク社会」となり、通信網の発達やコミュニケーション・チャネルの多様化によって、「つながる」ことが常態化しています。このような「ネットワーク化」は、特に大学生世代を含む社会全体に多大な影響を及ぼしています。授業では、社会の「ネットワーク化」に関する理論を学び、具体的な事例を通じてその影響について考えてゆきます。

卒業論文題目例

・バスケットボール男子日本代表に関する内容分析
・地方大学生のごみ分別行動を規定する要因に関する調査研究
・被服が現代の若者に与える影響:誰のためにおしゃれをするのか
・LINEスタンプ・コミュニケーションに関する一考察
・日本から韓国への観光情報発信の有効性
・Twitter上のファンネットワークに関するネットワーク分析