
高知大学人文社会科学部
教員紹介
Faculty Members
【国際社会コース】 総合文化プログラム
土屋 京子(つちや きょうこ)
西洋文献文化学
文献文化学とは、長い歴史の流れのなかで、そこで実際に生きてきた人がどのように考え、どのようにして文化を形成してきたかを、文献に残された言葉を通して明らかにする学問です。そのうえで、自文化とは異なる文化圏の言語表現に触れるとき、必ずそこに比較文化学的な「対峙」が起こり、世界の見方が拡げられ、人間理解へと繋がることになります。私自身は複数の文献を用いながら、18世紀後半から19世紀初頭にいたる、啓蒙主義からロマン主義にかけてのドイツ語圏の文学、思想、文化を日々研究しており、他領域との接触、また日本との相互影響なども同時に考察しています。
・『グリム童話における継母のモチーフについて』
・『フランス語における借用語の諸相―kamikazeから考察する日本語との関わり―』
・『異文化の理解と受容―日本アニメ映画の字幕の可能性―』
・『藤井風の楽曲から見るJ- POPの傾向』
・『NFTアートが現代アート界に及ぼした影響について―日本固有のメディア芸術の再創造へ―』
・『凪良ゆうの作品における共食のモチーフについて―現代日本社会の幸せを問い直す―』
・『ゲームにおける虚構の時間―『ペルソナ3リロード』(2024)をめぐって―』