教員紹介
Faculty Members

 

【国際社会コース】 言語・コミュニケーションプログラム

古閑 恭子(こが きょうこ)

 

専門

フィールド言語学、記述言語学、社会言語学

1999年より、西アフリカガーナに話されるアカン語を中心とするいくつかの言語の記述研究をしてきました。基礎研究および特定現象のテーマ研究を進めるとともに、民話やことわざなどのドキュメンテーションにも取り組んでいます。

 

 

主な授業題目と内容紹介

言語のしくみⅠ(プラットフォーム科目)
音声学、音韻論、形態論、統語論など言語学の基本的知識や考え方を身につけるとともに、言語変種、言語変化といった社会言語学的テーマやフィールドワークによる言語調査も取り上げ、実践、応用へとつなげていきます。
アジア・アフリカ言語文化論(専門選択科目)
古閑が調査した/している、ガーナに話されるなじみのない言語を通して、言語特徴の多様性に触れるとともにアフリカの言語の特徴について知り、言語研究において幅広い視点を養うことを目指します。またアフリカの言語文化を味わいます。

卒業論文題目例

・「在日コリアンの言語生活―残存コリア語語彙を中心に」
・「鹿児島方言における二型アクセントの変化に関する考察―南九州市の若年層を対象とした調査結果から」
・「韓国語におけるissdaの連体形の意味機能に関する考察―連体形語尾-neun, -lを中心に」
・「チェコ語における職業名詞に表れる性差―求人広告の調査結果から」
・「二種のノルウェー語書き言葉からみるノルウェー」
・「日本語の間接受身文の使用状況について―コーパスとXでの使用例を比較して」
・「打ち言葉の分類から見るアレン様構文―2ちゃんねるとニコニコ動画上のネット用語と比較して」

その他

東京外国語大学オープンアカデミーで、アカン語(2021年-)とエウェ語(2025年-)を担当しています。また、在日アフリカンのためのオンラインラジオJafriQ Radioの「アフロキッズの気持ち」(2023年-)という番組でアカン語を教えています。