主な授業題目と内容紹介

アジア諸地域の文化Ⅰ（プラットフォーム科目）

この授業では、私がフィールドワークを行ってきたラオスを取り上げ、その自然環境、歴史と文化、政治経済、社会構造などについて、フィールドワークの知見と経験を交えながら解説します。そしてそれを通じて、東南アジア地域の社会と文化を理解するための視点と方法について学びます。

文化人類学（専門選択科目）

この授業では、特定のテーマを設定しながら文化人類学を学びます。テーマは、たとえば家族、宗教、食事、医療、観光、開発など様々です。設定したテーマについて、東南アジアやアフリカ、南米アマゾンなど多様な地域を対象に行われた文化人類学の研究を取り上げながら、文化人類学の考え方を学びます。

卒業論文題目例

・「難航」するFGMは哀絶運動：ケニア・マサイ社会を事例に
・おきゃくをジェンダー化する：高知県における宴席文化研究の批判的考察
・ガーナ北部出身女性にとっての出稼ぎ理由
・装いの人類学における理論的展開：実践概念に注目して
・稲作からゆずへ：住民の語りから描く高知県中芸地域のローカルな歴史
・生理用品の受容がもたらす月経をめぐるケガレ観の希薄化：ネパールにおけるチャウパディ慣習を事例に

その他

以下から夢ナビの講義動画をみることができます。テーマは「森林鉄道のインフォーマルな利用の民衆史：高知を事例に」です。私が高知県で行っている「森林鉄道」の研究の概要を紹介しています。 https://douga.yumenavi.info/Lecture/PublishDetail/2024004080?back=