教員紹介
Faculty Members

 

【国際社会コース】 グローバル社会プログラム

岩佐 和幸(いわさ かずゆき)

 

専門

アジア経済論、農業・食料経済論、地域経済論

グローバル化の問題を、日本・アジアの地域開発や越境するモノ・カネ・ヒトに即して考えています。最近は、東南アジアにおけるアグリビジネス主導の農業開発と農民・食生活の変化や、移民労働者と多文化共生社会の構築、グローバル化の中での日本の地域再生などに注目しています。また、ゼミナールでは、おいしいモノ/おもろい出来事を求めながら、学生と楽しく共同研究し、報告書を毎年度発行しています。

 

 

主な授業題目と内容紹介

グローバル化と地域経済Ⅰ(プラットフォーム科目)
グローバル化がもたらす地域経済の構造変化とそれに関連した国の経済政策や地域政策の変容を多角的・批判的に検討するとともに、課題先進県=高知をはじめ地域づくりに向けた新しい政策・運動について紹介し、地域の再生産の危機を乗り越えるこれからの展望を受講生と一緒に考えています。
国際関係論(専門選択科目)
「資本主義的グローバリゼーションと国際関係の変容」をテーマに、資本のグローバル化がもたらす国家政策・国際関係への影響ならびに移民・難民の越境移動について、特に「南」と「北」双方の視点からその歴史と現状を紹介し、解決の方向性について受講生と一緒に考えています。

卒業論文題目例

・スウェーデンにおける「新たな移民」と社会的・空間的分極化の現段階
・台湾における先住民と放射性廃棄物問題
・韓国におけるIMF構造改革と若者の危機
―競争社会の波に翻弄される「ヘル朝鮮」の若者―
・Shifting Needs for Southeast Asian Refugee Residents
・ワーキングホリデー制度と日本の若者
・アートプロジェクトと離島再生の光と影
─ 瀬戸内国際芸術祭を中心に─
・子どもの貧困と「子ども食堂」の可能性
―高知県内の事例を中心に―
・プロレスは地域づくりに役立つのか
―地域密着型プロレス団体の社会的・経済的影響力を中心に―

その他

夢ナビ講義動画が、以下のサイトで閲覧できます。
テーマは「和食のグローバル化 -回転寿司から見える世界と地域-」です。
https://douga.yumenavi.info/Lecture/PublishDetail/2023002483