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社会科学コース
法律・政治プログラム
岡田 健一郎

専門
憲法
専門は憲法です。具体的には「国家による安全の実現・維持」というテーマで、戦前の日本とドイツにおける憲法学について研究してきました。
最近は戦後ドイツと日本における「憲法の私人間効力」という問題に取り組んでいます。一般に「国家を憲法で縛ること」を立憲主義と呼びますが、「私たち市民も憲法によって縛られるのか？」という問題です。なかなか奥深くて難しい話です。

主な授業題目と内容紹介

憲法Ⅰ、憲法Ⅱ
憲法は大きく分けると「人権（表現の自由、職業選択の自由、生存権など）」と「統治機構（国会、内閣、裁判所、地方自治などといった政治の仕組み）」の二本柱から成り立っています。民法や商法などと比べ、多くの人は日常生活や仕事で憲法を意識する機会はあまりないかもしれません。ですが、憲法はそれらの法の基盤となるものであり、一人の市民として知っておく価値はあると思います。
憲法Ⅰでは主に人権を取り上げます。比較的身近な問題を取り上げ、人権を保障する必要性や、今の社会で人権が果たしている機能などについて考えます。
憲法Ⅱでは主に統治機構を取り上げます。今の日本でそれぞれの機関がどのような役割を果たしているのか、また、どのような問題点があるのかなどを考え、政治が動いていく上で大事なルールの理解を目指します。

卒業論文題目例

・公務員の労働基本権の問題点と海外との比較
・青少年保護条例をめぐる憲法的検討
・我が国の情報法
・犯人視報道とそれに伴う報道被害の救済
・専業主婦願望の実態について
・子どもの貧困と教育

コースプログラム制

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