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国際社会コース
言語・コミュニケーションプログラム
古閑 恭子
- 専門
- アフリカ言語学、フィールド言語学
専門は言語学で、現在、西アフリカガーナで話されるアカン諸語の記述研究をしています。アフリカ大陸には2000以上の言語が話されていて、これは世界の言語の約1/3に相当します。ガーナだけでも、70以上の言語があります。アフリカはまさに言語の宝庫です。ガーナは私にとって第二の故郷で、ほぼ毎年夏に行っている現地調査が、大変ではあるけれど、一番の楽しみでもあります。 |
主な授業題目と内容紹介
- 共通教育科目
- 「大学英語入門」:テキストと視聴覚教材を使用して、英語4技能、特にリスニングの向上を目指します。
- 専門科目
- 「言語・コミュニケーション論」:言語学の基本的な知識を身につけるとともに、言語研究の概要を理解し、言語を客観的に観察する方法を学びます。
具体的には、言語の多様性と類型、音声学、音韻論、形態論、統語論、言語と社会といったテーマを扱います。
「言語・コミュニケーション論演習」:前半は、古閑がフィールド・ワークで収集した言語データを材料に、未知の言語を観察、記述、分析する方法を学びます。
後半は、受講生が自身の母語や母方言、学んでいる、関心のある言語・方言を観察、記述、分析し、輪番で発表します。
卒業論文題目例
・在日コリアンの言語生活―残存コリア語語彙を中心に
・韓国語を母語とする日本語学習者におけるコード・スイッチング
・アイヌ文化復興への動き―アイヌ語復興活動を中心に
・チアチア語のハングル借用における社会的背景
・女性ファッション誌における広告カタカナ語の効果的な使用
・シングリッシュとシンガポール社会の結びつき
・外国人児童生徒に対する日本語教育と支援
・シャドーイングが英語の言語リズムの習得に及ぼす影響
・アルゼンチンにおけるアルゼンチン・スペイン語の使用―広告と雑誌を例に
・在日アフリカ人の言語使用―日本語での会話の事例から