教員紹介
Faculty Members

 

【社会科学コース】 経済政策プログラム

霜田 博史(しもだ ひろふみ)

 

専門

財政学、地方財政論

連邦国家ドイツの政府間財政関係をテーマに研究活動を始めたのですが、高知大学への赴任を契機にして、過疎地域の自治体財政についても勉強しています。高知県は少子化・高齢化が全国でも最も進んでいる都道府県の1つであり、高知県の行っている過疎対策・中山間地域対策は「日本の最先端」ということにもなるため、将来的に持続可能な地域のあり方のヒントを探すことができればと考えています。

 

 

主な授業題目と内容紹介

財政学(専門選択科目)
財政学は、国や地方自治体など公権力を持つ組織の経済活動を考察の対象にしています。授業では主に経済学の観点から財政の諸問題について検討を行いますが、関連諸領域についての学習も必要です。例えば、政治学、法学、会計学、経営学、社会福祉などといった領域があげられます。多様な関心をもっている学生に、授業の履修をしてもらえるとうれしいです。
地方財政論(専門選択科目)
地方財政論では、地方自治体の財政活動を扱います。高知大生は卒業後の進路として公務員を目指す学生も多いため、基本的な仕組みの理解を中心に、現在問題になっているトピックも合わせて講義を行うように心がけています。

卒業論文題目例

・スポーツツーリズム推進による地域活性化政策-徳島県阿南市「野球のまち推進課」を事例に-
・日本において孤独・孤立を社会的課題として捉える必要性
・地域鉄道を存続させる意義と条件-三岐鉄道にみる沿線住民の重要性-
・公営住宅の地域拠点としての可能性
・JR四国の経営状況からみる非鉄道事業の収益拡大に向けた展望
・ギャンブル依存症を理解するために ―高知県を題材にした回復に向けての支援―