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国際社会コース
総合文化プログラム
吉門 牧雄
- 専門
- イギリス言語文化
私の専門分野はイギリス言語文化で、特に19世紀イギリスの詩人ロバート・ブラウニングの研究を続け、最近ではブラウニングが初めて出版した『ポーリーン』という作品を考察しています。また、「日本文化表現論」という授業を担当しており、日本文化を英語で表現することに興味をもっています。その関連で、新渡戸稲造が英語で書いた『武士道』の研究も行っています。 |
主な授業題目と内容紹介
- 共通教育科目
- 「大学英語入門」:大学で専門分野を学習する際に必要な英語力と、国際社会におけるコミュニケーションに役立つ英語運用能力の習得を目標とする科目です。
- 専門科目
- 「日本文化表現論」:日本の文化を英語で世界に発信することを目標にしています。今、 外国語の学習には、単に外国の情報や文化を学ぶだけでなく、自国の文化を海外の人びとに伝えることが求められています。そこで、この授業ではまず日本の文化そのものを深く知り、それを英語で表現する方法を習得します。具体的には、日本文化について英文で書かれた文章(例えば、岡倉天心『茶の本』、新渡戸稲造『武士道』、小泉八雲『怪談』等)を講読すること、また歌舞伎、能、狂言といった古典芸能を英語で紹介する方法を学ぶこと等が主な内容です。
卒業論文題目例
・イギリス人のアイデンティティ―イングランドとスコットランドを中心に―
・絵本に潜むジェンダーステレオタイプ―日本とイギリスの比較から―
・『日の名残り』における執事の「品位」
・出産・親子関係から見る『フランケンシュタイン』―メアリー・シェリーの個人史から―
・ケルトと日本―響き合う東西の民族―