教員紹介
Faculty Members

 

【人文科学コース】 歴史・地理学プログラム

森 巧(もり たくみ)

 

専門

東洋史・中国近現代史・台湾史

私は、主に①冷戦期の中華民国(台湾)の外交、②満洲引揚者の記憶という2つのテーマを研究しています。台湾史に関しては、中華民国(台湾)と中華人民共和国との外交承認や国連代表権問題をめぐる外交闘争について、台湾側から研究してきました。しかし、ゼミ学生の皆さんには、現在の台湾社会に至るまで、台湾に関することなら幅広く研究していただいて構いません。満洲引揚者研究については、今後、高知県内の引揚者団体などを訪問し、学生の皆さんと一緒に調査を進めたいと思っています。現在、本学部には東洋史の教員が私しかおりません。そのため、近現代以前の中国史を勉強したい学生さんも、研究テーマによっては受け入れ、一緒に研究していきたいと思っております。ぜひご相談ください。

 

 

主な授業題目と内容紹介

東洋古代中世史基礎演習(専門選択科目)
私が専門とする近現代台湾史、満洲引揚史を中心に、中国史・台湾史を勉強するための基礎的な手法を身につけます。文献史学の手法を学ぶことはもちろんですが、オーラルヒストリーの手法についても勉強します。最終的に条件が整えば、高知市内で引揚者団体を訪問し、オーラルヒストリーのインタビュー調査を実施したいと思います。
なし
2025年10月に赴任したため、今年度の学部の担当授業は、「東洋古代中世史基礎演習」だけになります。

卒業論文題目例

・反日・嫌韓感情と若者文化の交流――若者を中心とした相互認識の変化とその未来――
・ファッション雑誌における若者のジェンダーイメージ ――『NON-NO』『MEN’S NON-NO』を中心に――
・現代日本における女性の恋愛観・結婚観の変化
・雑誌『Myojo』に見るジャニーズアイドルの表象の変遷

以上は前任校(椙山女学園大学)での卒論実績になります。本学では、基本的に、東洋史、特に中国近現代史・台湾史の範囲、もしくは現代中国・台湾研究の範囲で卒論を執筆していただきます。