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人文科学コース
英米文学プログラム
西尾 美穂
- 専門
- 言語文法論
言語文法論
猫と暮らしていると言葉なんか無くても気持ちは通じるよねって思うことがよくあります。猫の顔の表情は豊かとは言えませんけれども仕草とか鳴き声とかでいろいろ注文してきます。
でもやはり言葉が無いと複雑な思いを伝えることはできません。単語だけでもあれば会話ができそうな気がします・・・「小鳥!」「かわいい!」「おいしそう!!」とか。さらに文法があれば単語を組み合わせて文を作り、お互いの意見や考えあうことができるかもしれない・・・家族会議『西尾家の経済を考える―高級猫缶か本物ビールか』みたいな。
猫と話す妄想はひとまず脇へ置いて・・・文法は一つの単語だけでは伝えられない思いや考えを、いくつかの単語を組み合わせて文を作ることによって伝えるためにあります。文の形は意味を伝えるために大切な役割を果たしています。日本語や英語、そのほかどんな言語でも、の文法の仕組みを考えることはとても興味深く楽しいことだと思います。
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主な授業題目と内容紹介
- 言語文法論
- 英語と日本語のさまざまな構文の意味や機能について講義します。
- 言語文法論演習
- 英語と日本語を題材にして認知言語学の基礎を学びます。
- 言語文法論基礎演習
- 英語と日本語を題材にして、理論的な文法研究の考え方を学びます。
- 英語史概論
- 現代の英語を形作ってきた外面史(社会や文化の歴史)と内面史(語彙や発音や文法の変化)を学びます。
卒業論文題目例
・疑問文の機能について―メンマ好きですか?―
・名詞から動詞を造る「ル」ことばについて
・敬意表現の現在
・若者言葉のポライトネス
・男女の言葉の相違
・ネットスラングを考える
・相手誤解・外的要因場面における謝罪表現―家族・親友の場合―