
文献の読解、資料の分析、調査の実践からグローバル社会を批判的に考える
グローバル社会プログラムでは、現代のグローバル社会のあり方に社会科学の様々な領域からアプローチします。国際関係論や世界経済論、文化人類学に加えて、隣接コースの経済学や政治学の科目もあわせて社会科学の基盤を学んでいきます。さらにヨーロッパ・アメリカ・アジア・オセアニア・アフリカの様々な地域の政治・経済・社会についても学びます。
越境社会論、国際関係論、社会ネットワーク論、社会思想史、比較経済社会論、メディア論、ラテンアメリカ経済社会論、グローバル化と地域経済、近現代社会の思想とメディア、エリアスタディーズ 他多数
私たちがいま生きているグローバル社会には数多くの課題があります。国と国の間の対立は鮮明になり、宗教をめぐる争いも激しさを増しています。また、各国で格差も拡大しています。そして、日本に暮らす私たちも、こうしたグローバル社会の影響からまぬがれることはできません。このプログラムではグローバル社会について腰を据えて学んでみたい人を歓迎します。様々な国・地域の専門家とともに、よりよい世界のために一緒に考えてみませんか?
大テーマは「地域に浸透するグローバル化」。経済のグローバル化について、ローカルなポイントにフォーカスし、社会科学的なフィールド調査をしています。最近の調査テーマは、「ファストファッション」(2014年度)、「TPP」(2015年度)、「AIと地産外商」(2016年度)、「外国人実習生」(2017年度)、「インバウンド観光」(2018年度)です。毎年夏から秋にかけてフィールドワークに挑戦し、中・四国5大学のゼミが参加する研究交流発表会でのプレゼンテーションを経て、年度末には1冊の調査報告書を仕上げていきます。
ちなみに、ゼミのモットーは、「書を持って街に出よう」(多読・積ん読OK)。学生の主体性が常に問われるゼミとなっています。
おいしいモノ/おもろい出来事を追い求めながら、ゼミ学生と楽しく共同研究しています。うちのコース・ゼミで、一緒に学んでみませんか。
岩佐和幸ゼミナールの面白いところは、ゼミ生が実際にフィールドワークを行い、地域で起こっている事実を把握し、リアルに認識できるということです。現地に赴いて当事者の生の声を聞いて直接確かめることにより、本やネットでは知りえなかった社会の姿を自分たちの力で明らかにすることができます。