国際社会コース International Studies Course

教員や学生のさまざまな活動

国際社会コースでの「活動」をご紹介いたします。

コロナ禍で閉ざされた海外への留学。コロナが少し落ち着いてくると、交流協定校への留学の復活を待てずに、私費で日本を飛び出していく学生もいます。その中のひとりに留学体験を語ってもらいました。

 

寺田幸作さん(4年生)
ドバイからオーストラリアへ
── 海外留学で得られたもの

 

留学への想い

今はバーゴイン先生のゼミで、英語音声学について研究しています。卒論には、発音の違いがもたらす印象と人間関係について研究したいと考えています。
さて、私は中学生の頃から留学を考えていて、そのために多くの時間を英語学習に費やしてきました。大学入学と同時に新型コロナウイルスの影響もあり、2年も留学を見送らざるを得なくなりましたが、今となっては、そのおかげで留学に向けてしっかり準備することができたともいえます。

 

留学先はドバイ

選んだ留学先はドバイ。2022年5月から10ヶ月ほど私費で留学をしてきました。留学にあたって大学を一時休学することになりましたが、それに見合う経験を得ることができたと思っています。
当初の予定では、ドバイで2ヶ月の語学勉強の後、そのままドバイに残って6ヶ月間のインターンを行う予定でしたが、様々な事情が重なり、ワーキングホリデーはオーストラリアでおこなうことになりました。

 

ドバイでの生活と勉強

ドバイでは、2人で一つの部屋に寝泊まりする学生寮で生活していました。ルームメイトは日本人の男性の方でしたが、二人の会話はすべて英語で行っていました。学校では、クラスメイトのほとんどが他国からの人で、様々な文化に触れあいながら楽しく、そして真剣に英語学習に取り組むことができました。

ご存じの通り、アラブ首長国連邦は、現在最も経済成長を果たした国の一つであると言えます。観光名所等も多くあり、毎日退屈しない日々を送ることができました。

寮には、トレーニングジム、パソコン・ゲームルーム、プールやビリヤードテーブルなどもついており、日本では考えられないような楽しい生活を送りました。

現地で生活するなかで多くの友人を作ることができ、海外の雰囲気を十分に感じることができました。

 

 

そしてオーストラリアでバリスタ

オーストラリアでは、カフェでバリスタとして働いていました。 オーストラリアの人々は、どれだけ快適な生活ができるかを重要視しているようで、フランクな服装にフランクな接客、さらには上司との関係もすごく親密で、アルバイトの身分でしたが、マネージャーと店内の内装や新メニューの相談などをしていました。  

このように、日本人の働き方と大きく違い、また、そのことに対する考え方も異なるため、ショックを受けることもたまにありましたが、カフェ文化の強いオーストラリアの雰囲気を感じながら、退勤後はビーチでくつろいだり同僚と遊んだりとゆったりしたオーストラリアライフを満喫しました。

彼らの考え方も受け入れながら、快適な生活を手にすることができ、非常に充実した留学になりました。

留学中も空き時間には英語学習を欠かさず勉強の日々でしたが、毎日が楽しかったのを今でも鮮明に思い出します。

 

 

 

留学で得られたもの

帰国後は、英語学習を続けながら、周辺知識をさらに増やすことで外資系企業への就職を目指し勉強しています。  

今回の留学を通して得られた一番の成果としては、海外で生きていける自信がついたことだと考えます。様々な制限の中で必死に頑張らなければいけない生活から、言ってしまえば「逃げる」勇気が付きました。様々な価値観を身に付けることで、私たちの本来の生活にクリティカルな見方をすることができるようになりました。

目まぐるしく移り行く時代の流れでアイデンティティを確立し、生き残る術を身に付ける大切さに気付けたのは大きな収穫だと考えます。

 

 

掲載日 2023.12.11

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