人文科学コース Humanities Course

アメリカ文学の作品を
人種・階級・ジェンダーなどの観点から考察する

何事もスピードが求められる現代社会において、時間をかけて文学作品を読む意義とは何でしょうか。名作とされる物語には、人間、あるいは社会が抱える普遍的な問題が実に巧みに描き出されています。20世紀アメリカ文学を代表するウィリアム・フォークナーの『響きと怒り』はそのよい例です。難解な作品ですが、数々の創作的実験がなされた物語世界は実に魅力的で読み応えがあります。このプログラムでは、英米を中心とする英語圏の文学作品を原文で読みながら、言語、文化、歴史、人種、民族など様々な観点から検討を加え、その過程で批評精神を養成し、最終的に自己や世界を複眼的・相対的にとらえることを目指します。英語圏の文学作品を考察し、その魅力を味わってみましょう。

教 員
学べる科目 イギリス文学概論、アメリカ文学概論、英語言語学概論、英語史概論、イギリス文学論、英語圏文化論、映像メディア論、言語文法論、イギリス文学基礎演習、言語文法論基礎演習、イギリス文学演習、言語文法論演習 他多数

APPEAL POINT

同じ出来事を言い表すのにも日本語と英語では随分と表現の仕方が異なります。例えば、日本語では疲れた顔を見て「目の下に隈ができている」といいますが、英語では "You have bags under your eyes."と言います。どうしてこのような違いがあるのだろうと考えるような人は英語学を学んでみてはいかがでしょうか。

SEMINAR

ゼミの概要 
イギリス文学ゼミでは英米を中心とした英語圏の文学や文学理論のみならず、絵画、写真、ハリウッド映画などの映像作品も分析の対象にしています。映像メディアに関しては、それらの表象や表現の意味、構造、新たな可能性、さらには文学作品とのつながりに関する研究をおこなっています。
ゼミの雰囲気
週1回おこなわれるゼミのための準備や当日の発表の場では真剣モードになりますが、発表が終わると、コーヒーや紅茶を片手に、他愛のない話に花を咲かせています。先生も含め、個性豊かな面々が集まっているので、研究・日常生活の両面で刺激に満ちた時間を過ごせます。 (学生の声)

コースプログラム制

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