2024.03.21
「国際社会実習(スタディツアー)Ⅰ」で香港を訪ねました
国際社会コース専門科目「国際社会実習(スタディツアー)Ⅰ:街並みとローンボウルズでグローバル社会と地域社会の交差点を探索する」の現地実習で、2024年2月19日から23日まで中華人民共和国香港特別行政区を訪ねました。同科目は2018年度以来、5年ぶりの開講です。この授業は、海外の事物や海外での学びに興味・関心があるが、心理的、経済的あるいは時間的な諸事情から(いきなり)中長期の海外研修に出かけるのはハードルが高い、といった学生を念頭に企画しています(実際には、そうでない学生も受講できます)。今年度は、国際社会コースの学生だけでなく、人文科学コースと社会科学コースの学生もあわせた6名が受講し、文字どおり学部横断型の授業となりました。
まず2023年11月から、香港を中心とする歴史と文化に関する基本的なことがらを学び、それぞれが探究テーマを決めて事前学習を進めました。あわせてイギリス発祥のグローバル・スポーツであるローンボウルズの基礎を学び、現地の本格的なクラブ施設での実技体験に備えました。
2月19日から23日までの現地訪問では、屏山文物徑(ピンシャン・ヘリテージ・トレール)、九龍寨城公園(九龍城塞跡)、黄大仙廟、香港中央図書館をはじめとする街並みや施設、各地に点在するマーケット、そして香港における西洋スポーツ文化~その歴史と現在~をたどることができる香港フットボールクラブなど、さまざまな場所を訪問しました。香港と言えば国際ビジネスの拠点、高層ビル群、といったイメージが強くありますが、今回の現地訪問では、植民地支配以前の時代から現代にいたる長い時代の、住まい、宗教、市場、食事、学問、スポーツなど幅広い人びとの暮らしやコミュニティのありようについて見聞を広めることができました。
屏山文物徑(ピンシャン・ヘリテージ・トレール)
香港中央図書館
香港フットボールクラブ・屋内ボウリンググリーン
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