この座談会は2021年2月にオンライン会議システムにておこなわれました。学生の学年や意見、教員の肩書きなどは開催当時のものです。なお、学生氏名はイニシルに置き換えております。

 

 

人文社会科学部生が語る、
Withコロナ時代の未来を切り拓く新たな挑戦

2016年4月に生まれた人文社会科学部は4年間を経て、完成年度を迎えました。しかし、2020年は新型コロナウイルスの影響もあり、授業の大半がオンライン化するなど、学部教育は大きな制約を受けることとなってしまいました。それでも、学生たちは前を向いて、自らの学びに向き合おうとしています。困難な状況の中で、学生が感じたこと、得られたことはどのようなものだったでしょうか。また、模索を続ける学生たちの姿勢に、人文社会科学部の教員は何を感じたのでしょうか。オンラインでの座談会を通じて聞いてみました。

 

人文社会科学部長

中川 香代

東京都北区赤羽出身。専門は経営学で、人的資源管理を研究している。高知大学合気道部の顧問で、自身も有段者。温泉に行くことが趣味。

入学してから幅広く学べる。
いろいろな授業を取り、時間を掛けて学びたいものを絞っていく。

学生の皆さんが人文社会科学部に進学を考えた理由と、実際に入学してみてどのような印象を持ったかということについてお聞きします。まずは人文科学コースからお願いします。

OAさん 進学した理由は、高知から出たいという気持ちがあまりなかったためです。高校3年生の時点で興味があったのが日本文学と倫理でした。でも高校では勉強できない心理学や、あと外国文学にも興味がありました。最初に一つに絞らず、大学に入ってから専門をゆっくり決められるということもあり、高知大学の人文科学コースを選びました。
入学後の印象は、授業の種類が多いこと。1年生のときに驚いたのが、共通教育の授業で、吹奏楽の授業があったことです。本当にいろいろ興味を持ったら何でも取ることができて、すごく満足しています。
それからもう一つ、とても満足しているのが集中講義です。普段だったら絶対会えないような東京の大学の有名な先生の授業も受けられて、すごくそこが良かったなと思っています。

OMさん もともと日本文学や日本語学をやりたいと思っていたのですが、文化人類学や英米文学にも興味がありました。2年生でプログラムを選択できることに加えて、ダブルコアやマルチコアという仕組みもあって、幅広くいろんな学習をしてから自分の専攻を決められるのがとてもいいなと思って高知大学を選びました。
授業を実際に受けてみて、日本語学をやりたいというのがはっきり自分の中で決まってからゼミを選べたのが、とても良かったなと思っています。

 

お二人の話を受けて、人文科学コース長の津野先生からコメントをお願いします。

津野 人文科学コースの特徴として、文学や歴史や心理学などいろいろな分野を学べるということが挙げられます。入学後に時間をかけて学びたいものを絞っていくことができるのがよかったというお二人の話から、受験の段階でこの点を意識されていたことがわかりました。
分野の広さに加えて、教員も結構個性的な方が多いです。もしかしたら、それぞれの専門にしている分野と関係しているのかもしれません。
学びについて言えば、面白いことというのが学びたいことと限りなくイコールになると思うので、学生の面白いと思うことについて各人が取り組んでいけるように、私を含め、コースのほかの先生方も教育しているかと思います。
お二人は4年生と3年生ということなので、それぞれの分野で、私たちがやろうとしている教育をよく吸収してくれているのではないかと、そんなふうに考えています。

 

 

人文科学コース4年

OAさん

高知県高知市出身。黒人女性作家トニ・モリスンの作品の語り手に注目して卒論を執筆した。ジャズサークルに所属し、ドラムを担当していた。

国際社会コース3年

TAさん

徳島県美馬市出身。持続可能なまちづくりについて勉強したいと思っている。趣味は旅行と食べることで、その土地ならではの食べ物やお店を求めて旅するのが好き。

 

次に、国際社会コースからお願いします。

TAさん 高知大学に決めた理由は、英語が好きだけど、英語自体を学びたいのか、コミュニケーションの部分を学びたいのか、どういう分野、専門分野を学びたいかっていうのが決まっていませんでした。高校2年生のときに初めてアメリカに行ったのですが、食糧問題や、移民難民問題、そういう社会問題にも関心がありました。まずは大学1年生の段階でもっと幅広い分野の知識を得たいなと思って学部を探していたときに、高知大学人文社会科学部を見つけました。国際社会コースのプログラムを見て、地域も選べるし、学びの内容も選択肢が広かったので、ここにしようと思って決めました。
入学してみたら、自分が想像していたことは結構合っていて、1年生のときは、様々な授業を通じて、国外に目を向けるのはもちろん、まずは自分がいる地域に目を向けて、その地域を通して世界を見る視点を持つというのが大事だと学びました。今は地域経済学や、地域活性化に関する学びを深めていきたいと考えるようになりました。

HMさん 私は、高校3年生のときに英語が一番好きだったため、英語を学びたい気持ちがありましたが、専攻は決められずにいました。その中で、人文社会科学部国際社会コースは入学してから専攻を決めることができることを知り、受験を決めました。
入学してみてからの印象は、さまざまな分野を勉強しながらも英語の教員免許が取得できるので、将来の選択肢が広がることと、想像以上に先生方との距離が近くて、勉強面だけでなく、生活面や進路などの悩みで相談に乗ってくださることです。

 

二人の話を受けて、国際社会コース長の斎藤先生からコメントをお願いします。

斎藤 こちらが考えているとおりの、イメージに近いことをお二人ともおっしゃっていただきました。まさにそのとおりで、国際社会コースという名前が付いているので、英語や語学が中心のように見えるかもしれないのですが、決してそうじゃないということをわれわれは常に言っています。
当然英語をはじめとして語学の力をつけるという、そのためのスタッフもある程度揃えていますが、あくまで単に英語の力、語学の力を伸ばすというだけじゃなくて、いろいろ幅広く勉強してほしいと考えています。お二人の言葉にもあったとおり、入ってから幅広いことが勉強できて、いろいろ新しい視点を持つことができたということは、こちらとしても目指しているところなので、非常にいいことかなと思っています。
ただ、教員と学生との間の距離が近いと言っていただいたのですが、今年は特にコロナの影響があって、なかなかうまく機能していなくて困ったところです。いずれにしても語学だけじゃなく、本当に幅広く、あっ、こんなことも勉強できるのか、といったところも目指しています。実際、教員のやっていることをなかなか伝えきれない部分があるのですが、非常に面白いことを研究している先生が結構います。

 

最後に、社会科学コースからお願いします。

SJさん 一つは、高校の頃に、地域活性化とか地域づくりに興味を持っていたというのが高知大学を目指そうと思った理由です。もう一つは、社会科学コースでは、公民だけじゃなくて地理・歴史の免許も取れるっていう点で僕にとって理想の学部じゃないかと思って、進路として目指しました。
他の大学の社会科学系の学問を専攻する学部っていったら、経済学部や経営学部っていうふうに、一つのことを深めるっていうのがあると思います。社会科学コースの場合は、経済理論プログラム、経済政策プログラム、経営・会計プログラム、法律・政治プログラムというのがあって、そのどれをも大学に入ってからの授業で学びました。本当にいろいろな授業を取ることができる。複眼的に、多面的、多角的に、社会科学について学ぶことができるコースだなというのが入学してから印象です。
あと、先生との距離が近いというのは、いいところだなというふうに感じています。学生に親身になってくれるコースであると思います。

 

国際社会コース長

斎藤 昌人

大阪府吹田市出身。専門はドイツ文学。最近は日本やヨーロッパの台所や家事労働についても研究している。地図を見ていると飽きることなく時間が過ぎていく。

社会科学コース2年

KSさん

高知県高知市出身。留学交流サークル「LINK」の代表を務め、イベント企画をしている。音楽ライブに行くことが趣味。

KSさん 私が高知大学に進学しようと思った理由は、主に二つあります。一つは、県内で自分の学びたいことが学べると思ったからです。高校時代に人文社会科学部の先輩とお話をする機会があって、県外にいくかどうかと学びたいことについて相談したときに、「こういう授業があるから高知大学で学べるよ」っていうのを教えてもらって、県外に出なくても県内で学べるのだったら高知大学に行きたいと思って、高知大学を選びました。
もう一つは、社会科学コースは経済、経営、法律、政治の4分野を多角的に学べるっていう部分がパンフレットに書いてあって、魅力的だなと思いました。私は高校時代に国際協力活動をしていて、将来は国際協力に携わる仕事がしたいっていうのがありました。途上国の現状を一点から見つめるのではなくて、その国の経済だったり、政治だったりいろんな面から見る必要性があると考えたので、社会科学コースを選びました。
入ってからの一番大きな印象としては、何事も自分次第だなって。教員を目指すこともできるし、公務員を目指すこともできるし、いろんな可能性があると思うので、自分次第でいろんな職業を選択したりとかできる。空いた時間に自分の好きなこととか、資格の勉強とか、いろいろできるので、マイペースに学生生活をゆったりとした気持ちで送れるなというのが入ってからの印象です。

 

学生の話を聞いて、社会科学コース長の緒方先生からコメントをお願いします。

緒方 いろいろなことが学べるというのが人文社会科学部の特徴でもあって、さらに社会科学コースの特徴です。社会科学コースはその中で特に社会科学と言われるものを一応全部網羅しています。
少し補足をするならば、経済理論、経済政策、経営会計、法律政治って四つの分野のどこか一つに最後は絞って欲しいっていうところがあります。
4年生で卒業論文を書くときに、例えば地域活性化や国際協力に対して、どういう専門的な知識や能力や情報を持って臨むかということです。もちろん研究対象としているのは現実のものであるから、実際に世の中に行って見てこなきゃいけない。現場も大事にしなきゃいけないけれど、それ以上にやっぱり大学で学べることっていうのは、知識や情報や、そこで考えて思考力とか、理解力とかを鍛えるところでもあるわけですね。だから社会科学コースでは、そういうところをむしろ重視して、現場で実際に自分が持っている専門的な知識でどういう貢献ができるのか。どういう課題解決ができるのか。そういうことを考えて欲しいということで、先生方の講義を一生懸命しっかり聴いてもらって、ゼミナールなどで実際にそれを応用してみるというふうに勉強していただけたらなと思います。
じゃあ、何かを選ぶためだけの幅広さなのかというとそんなことは全然なくて、人文社会科学部全体で出している社会科の免許や国語の免許、英語の免許ということがあって、そういうところも学べる。TAさんが地域活性化を国際社会コースで学びたい。一方、KSさんは国際的なことを社会科学コースで学びたいと思っている。各コースを超えた、枠組みを超えた学びが、人文社会科学部のユニークなところなのかなと思います。
進路を選んでもらうときに、身に付けたい専門性がまだ決まっていない、あるいは仮にやろうと思っていても、実際に勉強し始めてみたら必ずしもそれが自分にマッチするものとは限らないってことがありますよね。いろんなものが学べて、その中で専門性が磨けるっていう、そういう多様性と専門性の組み合わせっていうかね、マッチングが売りでもあります。教える側としては、皆さんの学びたい方向や学びやすい方向、あるいは身に付けたい専門性のほうにどうスムーズに誘導していけるかっていうところを日々考えてやっています。

 

社会科学コース長

緒方 賢一

東京都東村山市出身。専門は法社会学と民法。趣味は料理で、最近新しい包丁を買おうか迷っている。

コロナだからできないのではなく、
あらゆるツールを使い学びを深めることができた。

2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大への対応として、授業のほとんどがオンライン化するなど、大きな変化を被る年になってしまいました。今年度、どのようなことを考えて、どのように過ごされていたのかということ、さらには、昨年度、以前との違いみたいなところも感じていることがあれば、率直に語っていただけますか。

OAさん 就活に関しては、納得がいくエントリーシートを書くまでの間、1カ月くらい全然わからないままやっていたので、そこが大変でした。たくさんの英語論文や本を読むなど、ゼミをめちゃめちゃ頑張っていたので、そのことをいろいろ書くことができて、良いエントリーシートにつながりました。
コロナの影響で言うと、演習室に入れないのがしんどかったです。周りの人が頑張っているのを見て、自分もやろう!となることも多いのですが、それができないので、一人で戦っている感じになってしまったことです。なので、代わりに喫茶店に行って気分転換しつつやっていました。

 

 

OMさん 友達に会えないまま授業が進んだり、課題が多かったりしたのが、しんどかった印象があります。授業が終わった後に、友達と「さっきの授業のここが面白かったよね」っていう話をするのも好きだったのですが、そういうことができなくて残念でした。
けれど、しんどいことだけじゃなくて良かったこともありました。学会や大きな企業の説明会やインターンシップがオンラインで開催になり、そういうことを通じて、普段聞けないような話を聞く機会が増えたのは、とても良かったなと思っています。

TAさん 今年度はひたすら家でパソコンとにらめっこっていう時間が本当に多かったです。特に、大変だったのがゼミの活動です。岩佐和幸先生のゼミに所属していますが、岩佐ゼミでは後期にゼミ生でテーマを一つ決めて、フィールドワーク調査、主にヒアリング調査を通じて研究を進めて、最終的に毎年一冊報告書を発行しています。
国際社会コースは2年生からゼミでの活動がスタートするので、2年生のときも夜遅くまで学校に集まってパワーポイントを作成したり、議論を進めたりしていました。今年は完全オンライン……。対面でも集まることはあったのですが、ほぼ議論はオンラインでしていたので、やっぱりコミュニケーションが取りづらくて、遠慮して議論が進まないときもありました。
ただ、コロナだからできないっていうのを言い訳にしたくはなかったので、LINEを上手く使ったりとか、ZoomやTeamsといったコミュニケーションツールでミーティングをする時にチャットを使ったりとか、試行錯誤しながら取り組みました。ヒアリング調査に関しては、コロナの感染拡大が少し落ち着いていた時に県庁や各事業所に実際に足を運んで話を聞くことができたので良かったです。
また、考える時間が増えたので、これまで学んできたことで、それぞれが一つの点だったものが一つの線につながったっていう感覚が何回か得られて、コロナ禍でも有意義な学びがたくさんあったなと思います。

 

人文科学コース3年

OMさん

高知県南国市出身。日本語の「係り結び」という言語現象の衰退について卒論を書こうと考えている。現在、喫茶店でアルバイト中。

 

国際社会コース2年

HMさん

高知県高知市出身。第二言語習得論を中心に勉強している。2021年4月に英語学習サークルを立ち上げる予定で、それまではオンラインで活動を始めようと考えている。

HMさん 勉強面と課外活動面についてお話しします。勉強面に関しては、私が所属する今井ゼミでは毎年台湾の協定校とゼミで学んでいる第二言語習得論に関して学術交流を行っています。今年もTeamsを使って、実際に台北市にある中国文化大学との交流を実施しました。
新型コロナウイルスの影響で、グループのメンバーと直接集まって話し合いをすることや、計画を立てて進めることがスムーズにできませんでした。逆に良かった点としては、コロナ禍だからこそ、どのようにモチベーションを保ちながら勉強をしているのかを、実際に台湾の大学生と意見を交換することで、色々なことを学びました。
課外活動では、4月から英語学習サークルを立ち上げようと計画しており、それはコロナ禍において一人で勉強することが大変だったからです。誰かと一緒に勉強したいということを友人に話したところ、同じように感じている人が多いことを知り、サークルをつくろうという話になりました。

SJさん オンライン授業は、目にちょっと疲れがきて、肩こりが非常にひどくなったというのが一番の感想としてあります。
コロナがなかったときと比べるとメリットとしては、空間とか、距離の制約がなくなったのは、一つオンライン授業に代わっていいところだったのかなと思います。オンライン授業を受けてみて、時間の制約は逆になくなったので、いつ見てもいい。ちょっと僕が授業をすっ飛ばしてしまったときとかは、夜中に見たりすることもできた。
人との距離、先生とか友達との距離っていうのが非常に遠くなってしまったと感じるところもやっぱりあります。他大学とのゼミの交流会に参加して報告をする機会がありましたが、題材を考えるときや、パワーポイントを作成するときは、グループのみんなと話し合いながらつくるのがやっぱり主なので、それをオンラインでとなると、はかどらない。集まってやったほうが効率もいいので、対面に勝らないのかなと思ったりしました。

KSさん コロナ前と後で、やっぱり人と会わなくなったので、授業を受けていてもすごい孤独感というか、追い詰められているのは自分だけなのかとか思ったりしました。ゼミの話し合いも、自分が話し出さないとみんなが話さなくて、全然うまくいかなかったり。でも、アルバイトとかは平常だったので、とにかく授業、課題、アルバイトの繰り返しになっていたかなというのが正直なところです。
オンラインになったので、自分でタイムマネジメントを考えるようになったというのはあります。いつ見てもいいっていう授業もありますが、それを後回しにしてしまったら後々自分がテスト期間でたいへんなことになるので、タスク処理をどうしていくかっていうのも考えられるようになったかなと思います。
サークルもイベントもうまくできなかったし、スタディツアーも行こうとしていてなくなったりして。でもその代わりに対面授業のありがたさっていうのをすごく実感しました。対面授業はただ授業をするだけじゃなくて、コミュニケーションの場でもあったのかなっていうのを感じました。

 

学生の話を受けて、学部長からコメントをお願いします。

中川 皆さんのお話を聞いて、コロナ禍のマイナスの影響として出たのは、やっぱり場の共有ができなかったっていうことにまとめられるかなと思います。そのことの意味を皆さんから教わりました。多分、場を一緒にしていたら誰がどんな仕草をしてっていう空気感みたいなものが伝わりますよね。空間的距離は関係なくなったけど、人との距離は遠くなったというのは、なかなか名言です。いろんな面で場が共有できなかったっていうことは、私も何とかできないかと考えていたのですが、難しかったですね。
でも一方で皆さんのお話を聞いたら、新しい行動が生まれているという、希望も聞けました。私も学部で何か皆さんの活動をバックアップできるようなことはないかと考えたいと思います。皆さんのお話を聞いて、教員になりたい方や、地域活動、国際交流に貢献したい方っていう、それぞれの活躍に期待したいなと思わせる姿勢を見せてくれて、とてもいい話を聞けて良かったなと思います。

 

社会科学コース3年

SJさん

徳島県三好市出身。公民の教員免許取得を目指す。吹奏楽団に所属し、トロンボーンと正指揮者を担当。

 

高知大学だからこその学びを活かして
いろいろなことに挑戦し、楽しみながら頑張りたい。

最後に、残りの学生生活の過ごし方について考えていることを、それぞれお話しください。

OAさん 卒業まで時間がないので、最後は今まで我慢していたゲームをいっぱいやりたいです。それから卒業後は独り暮らしになるのですが、初めてなので、お金のことなど知らないことがたくさんあるので、そのへんも情報収集しようと思っています。偶然ですが、ゼミの友だちが同じ県に就職するので、その子と一緒にまた小説の話ができたら嬉しいです。

OMさん 私は来年いよいよ卒論執筆の年になるので、とにかく大学生活の集大成として卒論を書き上げることができるように頑張っていこうと思っています。勉強とか、卒論とか、ゼミにすごく一生懸命取り組むことが将来にも絶対つながると思うので、就活ばっかりに気を取られて……みたいなことにはならないように気をつけていこうと思っています。

TAさん 私もOMさんと同じく卒論に一番熱を入れたいなと思っています。もちろん卒業後でも学ぶことはできますが、やっぱり自分から調査したり、突き止めたりっていうのは、大学生だからこそできることだと思いますし、4年間の集大成としてこれまでの学びを総動員して納得のいく卒業論文になるよう、楽しみながら頑張りたいと思います。
また、せっかく高知県にいるので、可能な限り、美味しいものを食べたり、いろんな場所に行ったり、高知のいいところ探しをしたいなと思います。

HMさん 私は4月から3年生になります。勉強面では、自分の専攻を中心に学びを深めていきたいです。また、サークル活動を軌道に乗せられるように、積極的に行動していきたいです。

SJさん 僕も来年は4年生で卒論に取り組むことになるので、社会科学コースの四つの分野を学んできたことを一本に集約して、自分が高知大学に来て学んだことを、高知大学だからこそ学べたことを一本の卒論にできたらいいなと考えています。

KSさん 私は、とにかくまず健康第一で自分の健康を守りつつ、周りの人の健康も守っていきたい。やっぱり、コロナだからできないとかではなくて、今置かれている状況でできることに挑戦したいです。私は次に3年生になりますが、専門のゼミが卒論に向けて始まっていくので、一回一回のゼミを大切にしていきたいです。あとはインターンシップとか、オンラインですけど、そういう機会があるということに感謝をして、どんどん挑戦していきたいと思っています。

 

人文科学コース長

津野 倫明

高知県中村市(現・四万十市)出身。専門は日本の中世から近世初期。最近は、週一回プールに通って、2,000メートル泳いでいる。

最後に、コース長のお三方と、学部長から、学生のお話を踏まえて総括的にご発言いただければと思います。

津野 人生のうちで大学生活というのは、学びたいことに限らず、好きなことを存分にできる最後の時期だと思います。実際、自分もそうだったと振り返って思います。学年によって残された時間に差はあるけれども、それぞれ大いに楽しんでいただきたいというのが、総括的なコメントになります。

斎藤 幅広いことをいろいろ勉強できるというのが国際社会コース、さらに人文社会科学部の良さだということをおっしゃっていただいて、本当にありがたいことです。ただ、幅広いだけではちょっと困るので、その幅広いことを押さえながら、何かどこかを深めていく。これからは、おそらくパターン化されたような思考では生きていけない時代で、いろんな変則的な考え方が大切になってくるかと思います。そういったときに、幅広くいろんな物事を考えながらも自分の専門的な譲れない領域を持っていることは大切なことだと思います。
学生の方々は、何かやりたいことがあったらどんどん積極的にやっていってください。こちらもできることがあればサポートしますので。

緒方 今日、ここに来られた方は、いろいろなバリエーションに富んでいて、人文社会科学部の特徴を表していると同時に、学部の良さというのが非常によく出ていたと思います。
このコロナの大変なときにあっても、皆さん前を向いているというとか、将来どうなっていきたいか、明日はどうなっていきたいかってことを考えてくれていると思いました。われわれとしても心強いというか、逆に皆さんからわれわれも勇気や、元気をもらいました。
この座談会は「Visions」になるのでしょう?実際にビジョンを見ることができるようになるために、今後も、学生とともに一緒に頑張っていきたいと思います。

中川 皆さんのお話から、皆さんの生きる力に非常に感動させられました。これから私たちも頑張っていきますし、皆さんもどうぞ頑張ってください。本日はどうもありがとうございました。

 

 

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